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花火を3Dホログラム映像に重ねる空間演出

 今回は、2022年12月24日(土)に一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会、株式会社Life is Styleが主催した「花火を3Dホログラム映像に重ねる空間演出実証」の記事となります。

1.実証概要

【企画名称】
魅力的なイベント等を体験できるまち(花火を3Dホログラム映像に重ねる空間演出)
【事業主体】
一般社団法人東京臨海副都心まちづくり協議会、株式会社Life is Style
【内容】
「お台場レインボー花火」開催時に 臨海副都心の「TOKYO UNIQUE VENUES 」であるテレコムセンター展望室を活用して、花火打上げ観覧時に音楽とシンクロした3Dホログラムサイネージ『3D Phantom®︎』の映像を投影
【目的】
リアルイベントと先端技術を活用した空間演出として、テレコムセンター展望室から見渡す景色を活かしつつ、3Dホログラム映像を夜景に重ね、今までにない空間演出の実現を目指す
【実施スケジュール】
2022年12月24日(土)開催

実証の様子
3D Phantom®︎

 本記事では実施主体の(一社)東京臨海副都心まちづくり協議会、㈱Life is Styleが行った、実証の結果や考察等も報告します。

2-1.実証内容とKPI

2-2.実証結果の分析・評価

①全体満足度【KPI達成】

  • 本企画の満足度は95%に上り、KPIの75%を達成しました。

➁演出および体験価値

  • 3Dホログラム映像をはじめ、どの構成要素も印象に残ったことから、複数要素を掛け合わせた空間演出の重要性を確認できました。

  • 3Dホログラム映像による演出効果を94%の参加者が、体験価値向上を88%の参加者が感じたことを確認しました。

  • 3Dホログラムの活用場所や状況では選択肢の項目をはじめ、その他として「暗転出来る場所」など積極的な意見もあり、様々な活用シーンがあることが示された結果となりました。

③臨海副都心における3Dホログラム映像活用について

  • 安価な活用に対する興味が80%近くとなった一方で、補助金(1/2補助)を活用しての購入に対しての回答は「どちらでもない」が半数に上ったり、自費購入のハードルの高さを感じた。

  • 雰囲気に関係するご意見ご感想が多いことに加え、「活用したいシーン」でもストーリーを創りやすいシーンが挙げられたことから、空間づくりに対する活用効果が高いといえる。

2-3.考察

<臨海副都心での実装に向けて>
本実証を通じて、3Dホログラムによるイベント演出には高い体験価値があることが明らかになった一方で、導入事業者の視点では自費負担額軽減の必要性が浮き彫りとなり、実装に向けた課題を確認できました。


3.今後の展望

 弊社は、ワクワクするフィジカル体験、フィジカルとバーチャルを繋ぐ「ゲートウェイ」となる空間創造の開発を推進しています。今後もこれらが融合した、何回でも体験したくなる新たな空間を世の中にリリースし、アップデートし続けていきたいと思います。

プロフィール
株式会社Life is Style 執行役員 荒木正太郎
2020年 株式会社Life is Style入社。事業開発に従事。2022年株式会社Life is Style執行役員に就任。2022年首里城復興プロジェクトの一貫である首里杜館の空間演出プロジェクトに参加、3D Phantom×TECを担当。現在、フィジカルとバーチャルのゲートウェイとなる空間創造に従事。


本記事は以上になります!
Digital Innovation City協議会では、
臨海副都心における「デジタルテクノロジーの実装」及び「スタートアップの集積」をテーマに実証を推進しています。
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【参考】関連サイト

DIC協議会ホームページ
DICスタートアップ社会実装支援窓口
東京都臨海副都心DX推進事業(補助制度)


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