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「が」が難しいんだが…(接続助詞の「が」の使い方)

なんとなく開いたYouTube。
海外で活躍している日本人を紹介していました。

その素晴らしいパフォーマンスに見入っていたのですが
ちょっとだけ気になることがありました。

それが・・・「が」

ナレーションを聞いているとき
ん? んん? となったのです。

「素晴らしいパフォーマンスでしたが、
結果は第二位。世界に日本のパフォーマンスが賞賛されました」
という感じです。
※実際のナレーションではありません。

このような「が」の使い方が
数か所あったのでちょっと気になりました。

ライターとして文章を書いていても
「が」の使い方は難しいと思うのです。

「が」には大きく分けると2つの使い方があります。

ひとつは格助詞の「が」
『雨が降っています。』のように使う「が」ですね。

もうひとつが一つが接続助詞の「が」
『雨模様ですが心は晴れています。』こんな感じで使う「が」です。

YouTubeを聞いていて違和感を覚えたのは
接続助詞の「が」です。

この接続助詞の「が」がややこしい!!

わたくし、実は文法が不得意なので
このnoteを書く前に調べましたよ。

接続助詞の「が」には3つの使い方があるようです。

①逆説の「が」
「が」の前と後で逆の内容になる使い方です。
例)『見た目は悪いが、味は良い!』

②単純な接続の「が」
「が」の前と後を単純につなげているだけの使い方です。
例)『読み終わった本についてだが、勉強になった』
※この例文を考えるのが難しかったですね…これで正しいかしら?

③並列の「が」
「が」と前の内容と後の内容を並列で並べているものです。
例)『犬もかわいいが、猫もかわいい』

こうして例文を考えてみると
②単純な接続の「が」は
しゃべり言葉のときに
比較的よく使っているような気がします。

「昨日お渡したアンケートですが、提出はお済でしょうか?」
こんな感じで使ったことはありませんか?

さて、話が少しずれましたね。

このように「が」には3つもの使い方があります。
②単純な接続
③並列
この2種類だけならばそれほど混乱は起きないと思います。

①逆接の使い方があるので混乱を起こしやすくなるのです。

例えば次の文を読んでください。

『今日おこなわれる予定の会議だが、第三会議室を利用する』

これは②単純な接続の「が」です。
ところが、「が」は逆説で利用されることが多いため

『今日おこなわれる予定の会議だが、……』
このとき逆接で利用されていることをイメージしがちです。

予定の逆の内容なので
「中止になりました」「延期になりました」
というような内容を推測するでしょう。
ところが「第三会議室」という内容が続くと
予測と違うために読み手(聞き手)は混乱してしまいます。

文章の場合、
一瞬で意味を理解することができずに
何度か読み直す必要がでてくるかもしれません。

会話の場合だと
間違った内容が相手に伝わってしまう可能性もありますね。

文章を書くときや
書いた文章をチェックするときには、
「が」が出てきたら
読み手が混乱しないかじっくりと吟味してください。

「が」の使い方で読み手に混乱させないよう
読みやすい文章を書くコツは

「が」は逆説のときだけ使う!

これが良いでしょう。

また、接続助詞の「が」が登場したら
文章を2つに分けて書くことで「が」を
使わないようにする方法もあります。

たった一文字で人を混乱させる「が」の威力はすごいですね。

「が」に注目して
伝わりやすく読みやすい文章を書いてくださいね!

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悠さん(悠木まこと)🐈ことば×ゆるAIで『つなぐ』情報発信📝岐阜のインタビューライター
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