本に心を揺さぶられ過ぎて困っています。
こんにちは、ひぶろのです。
今日は青山美智子さんの
『赤と青とエスキース』
の感想について書いていきたいと思います!
※注意
少しネタバレを含んでしまっているかもしれないです。
紹介
メルボルンの若手画家が描いた一枚の「エスキース(絵画)」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいくーー。
二度読み必至! 仕掛けに満ちた傑作連作短篇。
感想
エピローグを残し、4つの話を読んでみて、1章目の絵がこんな風に出てくる感じか、同じ世界線での話の短編集なんだなと理解しました。しかし、4章目の最後の1ページで一気に解釈が違っていたことに気が付きました。そんな感じで最後の1ページで大鳥肌を立たせるだけ立たせて話は終わりました。こんな終わり方があるのか、もう一度読み直したい、、、。こんな興奮させて終わるのはずるいよ青山さ〜んと思いつつエピローグを読み始めました。しかし、青山さんはこんなとこで終わりませんでした。エピローグで大追い打ちをかけてきました。なんだこれは、、、。こんなことがあっていいのか!?読書をしててこんなに心揺さぶられることは凄い久しぶりの感覚でした。読書は素晴らしいとまた気付かされました。お兄ちゃん、僕にこの本を薦めてくれてありがとう。この本と出逢えて、本当に良かった。本だけに。
印象に残った表現
『こういう人がいいっていうんじゃなくて、この人がいいって思えたら、それが完璧な組み合わせだと思いますよ。人ってみんな、ひとりしかいないんだから』
『運命の仕掛け人は、どこにいるかわからない。そして本人はたいそうなことをしたという自覚がないのが、おもしろいものだとつくづく思う。』
まとめ
みなさんもぜひ心揺さぶられる本と出会って欲しいです!そのような出逢いに少しでもお力添え出来たら嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。