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読書メモ|忙しくて時間がないと感じたら読む本|エッセンシャル思考

今日は「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」をご紹介します。

この時期、今年1年を振り返り、来年に向けて目標を立てる方も多いと思います。

来年の目標を立てる前に、自分にとって「今、何が重要か」を改めて考えるのにぴったりな一冊です。

こんな人におすすめ

以下にあてはまる方におすすめの本です。

・忙しくて時間がない
・やりたいことができていない
・仕事の質や生産性を上げたい
・仕事を断るのが苦手
・働きすぎて疲れている
・頑張っているはずなのに、成果が出ていない

私は「この仕事をやるべきか?どうしようか?」と迷ったときには、いつもこの本を読み返しています。

取り入れたい3つのポイント

私が本書を読んで、特によかったなと感じたポイントをご紹介します。

❶目標を明確化する

目標を明確化するとは「本質的な目標かどうか?」を考えることです。本質的な目標とは、具体的かつ魅力的な目標のことです。

以下を参考にしてみてください。

価値観:一般的かつ平凡
たとえば「優しい人になる」
※ありふれたものであることが多い

ビジョン・ミッション:一般的かつ魅力的
たとえば「世界を変えたい」
※魅力的だけど具体性に欠けるもの

四半期目標:具体的かつ平凡
たとえば「昨年比の5%の増益」
※具体的だけど魅力的とはいえないもの

本質目標:具体的かつ魅力的
たとえば「弁護士ではなく医者になる」
※本質目標は測定可能でなければいけない

本質目標を正しく決めれば、余計な選択肢を考えずに済むようになり、今後の決断がラクになります。

そしてこの本質目標をどう作るのかというと「たったひとつのことしかできないとしたら何をするか?」を考えることです。

❷何かを選ぶことは、何かを捨てること

自分の本質目標が分かったら、その重要なことをやるために、その他の依頼を断らなければいけません。

何かを選ぶということは何かを捨てるということです。

時間は有限なので、すべてのことはできません。時間というのは、何かに使えば、何かには使えなくなります。

会社で働きながら副業をしていた頃の私は、なかなか断ることができず「せっかくいただいた話だから」とすべて引き受け、キャパオーバーになっていました。断ることって難しいですよね💭

❸上手にノーを伝える

では、どうやって断ればいいのでしょうか?

私も以前は断ることが難しかったのですが、考え方を変えることで、ずっと断りやすくなりました。

・何かを断るときその人との関係性から切り離して考える。頼みを断ることは相手を拒絶することではない。
・トレードオフに目を向ける。ここでイエスと言ったら、自分は何を失うのかを考えてみる。
・曖昧なイエスはただの迷惑である。曖昧なまま引き延ばされるよりもはっきり断れる方がずっといい。
・断るときに罪悪感を感じなくていい。誰もが何かを売り込んでいる。
・好印象よりも敬意を手に入れる。うまく断ることは「自分の時間を安売りしない」というメッセージになる。

まとめ

最後に、私がいいなと思った言葉をメモしておきます。

・自分で優先順位を決めなければ、他人の言いなりになってしまう
・減らしながら、価値を増やす(余分なものを削ってこそ、重要なものを生かす余地が生まれる)
・小さな一歩を積み重ねる
・毎日1センチずつでいいから、より良い未来に近づくことをやろう
・早く小さく始める
・曜日ごとにやることを変える
・「今、何が重要か」を考える
・今この瞬間をないがしろにする人は、日々を十分に生きることができない

自分の時間には限りがあります。何に時間を使うのか?やることを選ぶということは、すなわち、やらないことを選ぶということでもあります。

とくにフリーランスになってからは、自分はこれからどうなりたいのかを考えて、自分で仕事を選んでいく必要があると痛感しています。

これからも判断に迷ったときに読み返したい一冊です。


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