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【子ども👦×キャンプ🏕】 大好きな組み合わせのはずなのに...

好き×好き≠大好き

子ども向けのキャンプを提供する企業のサポーターとして参加した時のことについて書きます。普段学童保育でアルバイトをしている私は子どもが大好き。そして、キャンプも個人的に大好きなので、このお手伝いをすごく楽しみにしていた。子ども×キャンプなんて楽しいに違いない!アルバイトではなくお手伝いという形だったので、一日2000円の手当てと食事をいただき、一緒にキャンプに参加した。この時は一泊二日の山でのキャンプだった。のちに、日帰りの海での活動にも参加した。

先に感想を言うと…
とてつもなく疲れた&思っていたよりも楽しくなかった…
何故だろうと思い、終わった後頭の中でぐるぐる考えた。

疲れた&楽しくなかった理由   

①子どもが安全か常に気にしなければならず、ヒヤヒヤした。
 学童保育でアルバイトをしているため、子どもから目を離してはならないという意識が強すぎたのかもしれない。周りのスタッフは子どもが1人でトイレに行こうともそんなに気にしていない様子だった。だからこそ、自分がしっかり見ておかなきゃという不安に駆られた。

②「子どもに学ばせる」というミッション。
私が、お手伝いした企業は子どもがキャンプの中で様々な学びを得ることを目標としていた。だから、子どもが困った時にも安易に助けてはいけない。例えば、1人の子供がご飯中におにぎりを落としたとしても、新しいのをすぐにあげるのではなく、どうしたら良いのかを当人に考えさせ行動させる、このようなサポートの仕方が求められていた。キャンプの責任者である大人の方は、「そのおにぎり(落として砂がついているもの)どーすんの?」みたいな突き放す感じで子どもに聞いていた。
私も子どもに考えさせる力をつけさせるのは大事だと思う。けれど、責任者の方の言い方が思ったよりも、突き放すようなもので、それがすごく引っ掛かった。自分がその子どもの立場だったら結構焦って、安心して考えられないんじゃないかなぁと思った。(うまく伝わるかな、、) それから、学童では子どもが困っていたらどの先生も助けてあげるのが当たり前になっているから、そのギャップに苦しめられたのかも。

③そのキャンプが裕福な家の子ども向けに思えた
後から、そのキャンプの広告を見て驚いた。一泊しようものなら、一万円は軽く超える。長期のキャンプであれば、10万円を超えることもある。だが、キャンプに来ていた子達の中にはリピーターが多く、年間いくら払っているの!と驚かされた。また、子どもと話す中で、習い事をたくさんしている子どもや、インターナショナルスクールに通っている子どもなどに出会った。結局、自然に触れ、多様な経験&学びが得られる子どもたちの多くは裕福な家の出身なんだろうなと感じさせられて少し悲しくなった。ちょうど、大学でアメリカにおける教育格差について学んでいた頃で、すごく教育格差に敏感になっていたからかもしれない。企業にとっては、利益を得るために、富裕層をターゲットにした方が合理的だろう。もちろんこの企業を否定したいわけでは全然ない。でも、自分はもっとキャンプに手が届かない層にキャンプの体験を提供したいと思った。

まとめ

特に大したまとめはできなけれど、やっぱり体験してみないと何に違和感を感じるのか分からないということが分かった。そして今回自分が引っ掛かったポイントをまとめると
①子どもの安全確保のあり方
②子どもに対する指導の仕方
③富裕層向けのサービス
が挙げられると思う。この3つのポイントを自分がこれから他の活動を選んでいく時には注目したい。


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