名古屋の老舗女学園資料室
ご覧いただきありがとうございます。
近年自校の歴史を展示する資料館が増えています。
表向きは外部にも公開してるものの、ふらっと入るにはハードルが高いような気がします。
特に女子校は。
今回、星ヶ丘にある老舗女学園の資料室に勇気を出して訪れてみました。
ここの資料室は大学図書館の建物の上階にあります。
まず図書館に入るために図書館の担当者に資料室を使う旨を申し上げ、ゲートを開放してもらいました。
エレベーターを降りたら受付職員の方に見学する旨を再度申し上げ、名簿に記帳をしました。
女の園ですもの変な人は入れられません。
入場すると幼稚園から大学までの校章が目に入ります。
有名なすぎのき校章です。
つぎは・・・
お楽しみの制服コーナーです。
私は大正時代に制定された制服が見たかったんです。
その制服は大正15年制定。ジャンパースカートに夏はセーラーカラーの綿ポプリンブラウス、冬は紺サージの上着に黒の帽子がありました。
途中青いセーラーカラーに白のライン入りに変更されたりもありましたが20年間はこの制服が愛用されました。
もし今もこの制服だったとしても可愛くて人気だったのでは・・・。
他に袴、現在の全制服が展示してあります。
他に珍しいなあと思ったのは昭和30年代に採用されてた女子小学生の制服。
全身えんじ色の超目立つ制服です。こちらも展示してありますので現地でご覧ください。
なんと、この資料室にある制服は試着もできます。
そして分厚い記念本も持ち帰りOKと太っ腹な展示室です。
他に古き良き女学生の学生生活の展示、他校の女学校の資料もありついつい読み耽ってしまいました。まだ女性の地位が低かった時代、女学校が唯一キラキラと輝く日々を過ごせた所だったんだなと胸が熱くなりました。
展示室を訪れた関係者は沢山の先輩方がすごした学園がますます愛おし存在になるでしょう。
その帰り道にある公立の元名門女学校。ついさっき資料で見たここの高校も愛おしい存在に見えてきました。
