催眠に抵抗する意識の使い方 2
知り合いに相談を受けてから、「催眠に抵抗する意識の使い方 1」というタイトルで記事を書いみました。
今回はそれに続く記事を書いてみようかなと思います。
以前に書いた、「催眠に抵抗する意識の使い方 1」は以下のlinkから読むことができます。
この記事と合わせて読んでもらえると嬉しいです。
注意
このnoteの影響で、催眠にかかりにくくなったり、といったことが生じても、DiaCircleは一切責任を負いません。
あなたの自己責任です。
あらかじめ、その点についてはご了承ください。
催眠のかかり方
このnoteでお話したいことは、「催眠のかかり方」とそれにまつわる意識の使い方です。
一般に催眠と言われると、術者が被験者を催眠にかけている、術者が誘導を行って被験者を催眠状態にして暗示を入れて現象を起こす、という構図だと思います。
では、これは術者が全てをコントロールできるものなのか?と言われると、催眠というフレームワークでは回答は必ずしもYESではありません。
ひとつの考え方としては、催眠とは術者が働きかけを通して被験者の自己催眠をうまく引き起こしている、ととらえることができます。
また、従来の催眠や暗示には必ず言葉の誘導が含まれます。
言葉は想起性による高い被暗示性を持ちますが、一方で言葉は最終的には発した者のものではなく、受け取り手のものになります。
これはどういうことでしょうか?
言葉を用いた暗示や誘導では、想起性により必ず送られた人の意識に上がります、そしてこの言葉の最終所有権は言葉を投げかけられた人自身です。
さらに、最初のnote記事でも書いたように、人間は意識にあげられたものはコントロール可能です。
とすると、被験者は誘導で使われた言葉を意識に上げて、その所有権を自動的に取れてしまうことで被験者のコントロール下にできます。
さらに、催眠は被験者の自己催眠を促すものと言えるという話と合わせると、被験者が受け取りたいものを意識的に取捨選択して、自分が受けたいものを受け取ることができるということになります。
逆に言うと、嫌なものは嫌と意識的に突き返すことができます。
そして、「催眠を解ける」と意識に上げて強く思うことで、催眠を解くこともできます。
つまり、もっと端的に言えば、催眠というのは被験者が催眠にかかってあげている、と言うことができます。
最後に
このnoteでは、「催眠に抵抗する意識の使い方」の第2弾として、催眠のかかり方の話を通して、僕なりに催眠に対抗する意識の使い方や催眠というコミュニケーションの構造の話をしてみました。
端的に言えば、言葉を用いた誘導による催眠であれば、結局のところ催眠というのは意識的な取捨選択などを通して被験者が催眠にかかってあげている、という話です。
つまり、嫌なものには嫌、NoなものにはNo、かかりたくないものにはかからない、解きたいときには解くことができる、を意識的にできる、というのがこのnoteのまとめ・メッセージになります。
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