催眠に抵抗する意識の使い方 3
最近は、「催眠に抵抗する意識の使い方」というタイトルでいくつか記事を書いてきました。
今回はその第3弾ということで、少し今までは違う方向での意識の上げ方のお話をできればと思います。
過去の記事については以下から飛べます。
注意
このnoteの影響で、催眠にかかりにくくなったり、といったことが生じても、DiaCircleは一切責任を負いません。
あなたの自己責任です。
あらかじめ、その点についてはご了承ください。
知識をつける、攻撃されたということを知る
この記事でお話したいことは、催眠の技法やアプローチに対しての知識をつけましょう、そしてどういう働きかけ(悪意がある場合は攻撃?)をされた/されているのか、の事実を知りましょうということです。
もちろん、知識がなくとも、何か働きかけを他者からされた場合には直感的にだったり雰囲気で何かを感じることができ、そういうある種の違和感から身構えることも可能です。
しかし、これは全ての人が必ずしもできるとは限りません。
一方、知識をつけることは誰にでもできますし、人間は記憶や知識を通して世界や対象を認識・理解していきます。
となれば、どういう風に技をかけられているのか、を意識に上げることができ、そこからコントロールを取ることができます。
そして、こういった働きかけから身を守るもう一つの方法は、アプローチがされた、攻撃がされた、という事実をしっかりと知ることだったりします。
ここで、知識というのは必ずしも体系だった知識や、術者が催眠をかけるために必要な知識とは一致しません。
大切なのは、何をされた/されているか、を意識に上げるための知識なので、どういう技法があり、どういうことをするのか、ということを最初は知るだけで十分です。
以下では、いくつか人が使っているのを何となく知っている有名な誘導を、僕の偏見を含んだものですが列挙してみようと思います。
詳細はぜひ調べてみてください。
そういった何をされるのか、を知ること自体が、相手からのアプローチを意識に上げ、催眠に抵抗する意識の使い方になっていきます。
有名な技法・アプローチ
Magnetic fingers(finger stick、指寄せ、等)
硬直現象(こぶし、腕、等)
凝視法
イメージ法
深呼吸誘導
分割弛緩法、自律訓練法
驚愕法
Handshake induction
Arm pull induction
深化法(カウントダウン、階段やエレベーターのイメージ)
連続落とし(トランス誘導 → (半)覚醒 →トランス誘導 → …のくり返し)
強弱や音の高低差のついた話し方(ゆさぶり的な話法)
従来とは違う部分で呼吸や間が挟まれる話し方
言語想起の利用(味覚変化などの現象など)
記憶想起と追体験(過去の催眠にかかった体験や記憶を思い出し、それを追体験するなどを通して再度催眠に誘導する)
ペーシング
ミラーリング
マッチング
バックトラッキング
ダブルバインド
ダブルテイク(トリプルテイク)
最後に
この記事では、「催眠に抵抗する息の使い方」の第3弾として、知識や攻撃されたという認識をつけ、それらを用いて術者からのアプローチを意識に上げましょう、という話をしてみました。
そして、僕なりに有名な技法やアプローチをいくらかピックアップしてみました。
このnoteでは簡単な知識のことしか触れられていないので、より具体的な知識や深い知識に興味がある人は、ぜひ調べてみてください。
しかし、意識にあげるために必要なのは、どういうアプローチをとられたか、ということをまず知ることです、ということをお伝えできればと思います。
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