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自慢の気象写真(10/4~10/10紹介分)

いつもお世話になっております。ダイヤモンド社『気象のはなし』制作スタッフです。

今週も、先読みキャンペーンの際に皆さんからいただいた「自慢の気象写真」を、荒木健太郎先生からのコメントつきで、ご紹介させていただきたいと思います。(お写真は、荒木先生のXで10/4~10/10に掲載済のものをピックアップしております。)


美しい焼け空。 レイリー散乱で焼けた雲の色が海にも広がっていて空が焼け色に包まれています。そんななか、発達した雄大積雲の影が上空にのびていて、撮影方向の反対側には反薄明光線もありそうな感じ。天割れの焼け空も素敵です。 平松早苗さん(Xアカウント:@naepyan)撮影


明瞭な頭巾雲。 雄大積雲などが発達する際に、雲内の上昇気流が湿った空気の層を持ち上げて凝結、雲の頭に頭巾のように現れる雲です。大気の状態が不安定なことが読み取れます。この雄大積雲は頭巾雲を突き破ってさらに成長していきそうなところ。 和田光明さん撮影


晴れと大雨の境目。 積乱雲による雨柱が見える一方、晴れて明るくなっている空も同居しています。積乱雲の激しさと局地性がよくわかる一枚です。この日、埼玉で大粒の雹がいくつも観測されました。不安定な空の表情が垣間見えます。 Yuriさん(Xアカウント:@Blackcurrant_FF)撮影


山で出会った白虹。 濃霧のなか急に太陽の光がさしてきて現れたそうです。雨粒に比べて小さい霧の粒では、普通の虹と異なって色の分けられる範囲が広がり、様々な色が混ざって虹の光の帯の部分が白くなります。霧粒のサイズちょっと大きそうな白虹。 君島理恵さん撮影


鮮やかな彩雲! 巻積雲などの水滴でできた雲が太陽の近くで色づく彩雲。上空の強風でレンズ状になった雲で雲粒のサイズがある程度均一化し、大規模な虹色になっています。秋の空でぜひ出会いたい虹色の雲です。 otenkibakakontaさん撮影


湯気の彩雲。 カップからのぼる湯気の粒で太陽光が回折し、湯気の白い部分が虹色に染まっています。太陽光がさしてくる場所に湯気があり、太陽のほうを向いて観察すると出会えます。ポジションを調整してぜひ自宅で彩雲観察を。 一村花音・慶さん(Xアカウント:@LyliexQuanon)撮影


見事な太陽柱! 上空に氷の雲があるとき、太陽光が氷の結晶で反射することで太陽から上下に光の柱がのびたものです。サンピラーともいい、上空に氷の雲があれば季節を問わず出会えます。太陽高度の低い朝や夕方が観察チャンス。美しい。 権九郎さん(Xアカウント:@nabeya2011)撮影

たくさんのお写真、ありがとうございました!