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アーガイル鉱山が閉山して、どうなった?

ご無沙汰しております。

素人の考えるカラーダイヤモンドについての記事です。可能な限り調べて書いてはおりますが、間違いや不足もあるかと思います。鵜呑みにはなさいませんよう、どうぞよろしくお願いいたします。

アーガイル鉱山が閉山して、1年数ヶ月が経ちました。

以前

こちらで「閉山後の予想」を書いていました。

一年半経った今、カラーダイヤモンドの世界がどうなっているか、私から見える範囲には限りますが、書かせていただこうと思います。

①まずは、「ピンクダイヤモンド、特に愛らしい綺麗な、鮮やかなPurplishやストレートピンクが減った、見掛けなくなった」。これは上の妄想記事にも書いていましたが、

実際にもそうなっているように思います。「ピンクダイヤモンド自体はある」けれど、淡いものや、Orangy、Brownishなものの割合が増えたな…と感じます。

②「ピンクダイヤモンド、特にアーガイルの証明付きピンクが高騰」した。これも妄想記事で触れておりましたが、アーガイルピンクは驚くような価格になっていますね。「ピンクダイヤモンドの美しさ」に払う金額と言うより、「アーガイル産と冠のついたピンクダイヤモンド」という名前だけが独り歩きしている印象です。色淡くても、綺麗でなくても、「アーガイル産証明のあるピンクダイヤモンド」というだけで高い。そんな印象です。

③そして最後に、カラーグレードが変になった。

これはちょっと想定外でした。

というのも、過去イメージとして、A鑑における「Fancy Pink」はまあだいたいこのあたりの色だよね、「~Purplish Pink」ってこんな色味だよね、というのがありました。

それが今、私にとっては総崩れしているんです。

例えば、「Fancy Pink」となっているけど、これ若干Brownish入ってない?とか。

これ、「Fancy Intense Pink」になってるけど、ほぼ「Fancy」だよね?とか。

「~Purplish Pink」だけど、見た目「~Purple Pink」だよね?とか。

挙げればキリがないのですが、「過去の鑑定とは、基準が変わってしまったんだな」と思うことが本当に増えました。

言ってしまえば、ただ私が新基準についていけてないだけなのですけれども。。

「カラーグレードは偏差値」だと聞いたことがあります。

つまり、綺麗な色がたくさんある時は、本当に綺麗な色にしか「Vivid」は付かないし、同様に「Intense」「Fancy」「ストレートピンク」「Purplish」の基準も高かった。

それが今は、綺麗な色が減ってきたために、以前の「そこそこ綺麗」が「トップクラスに綺麗」となり、以前ならこれは「Intense」じゃない?にも「Vivid」が付くようになり

「Deep」なんか特に、元々範囲の広いカラーグレードですから、「えぇこれは…(Darkでは?ほぼBrownでは?)」というものまで、「Fancy Deep Pink」というグレードで見るようになりました。

そして、それと共に、「カラーグレードの良さを逆手に取った画像詐欺」な商品も増えているなと感じています。

つまり、画像処理によって綺麗に見える「Fancy Pink」(でも実際は過去のグレードならFancy Light Brownish Pinkあたりだったな、みたいなもの)もある感じがしております。

カラーダイヤモンドのコズミックさんが、数ヶ月前にそのような記事を書いておられましたので、貼りますね。

http://blog2.colordiamond.co.jp/?eid=1074#gsc.tab=0

実物を目にして買うことが難しいカラーダイヤモンド、皆様に声を大にしてお伝えしたいのは、

「カラーグレードに惑わされることなく、ご自身の目と感覚を育てて、お好みのカラーダイヤモンドを選んでください」

「(色味や瑕疵などの説明、また画像などに嘘のない)信頼できるカラーダイヤモンド屋さんとご縁がありますように」

の二点です。

私自身が分からなくなってしまっている以上、今後皆様にお伝えできることはないかと思います。

ということで、記事自体は今後も残す予定でおりますが、新たな記事を書くのはこれで終わりにしようと思います🙏

今までお付き合いくださり、本当にありがとうございました🙇

Ocean

お気に召して頂けましたら、サポートしていただけると嬉しいです(*´∀`*) 安全にカラーダイヤモンドを楽しんでいただけますように😊💕