ピンクダイヤモンドが生まれる環境。
もしかしたらよく知られていることかもしれませんが、
カラーダイヤモンドのうち、『ここから産出する』という意図を持って(予算を組んで)産出されているのは、アーガイル鉱山のピンクダイヤモンドだけ。
その他のカラーは、完全に偶然の産物なんだそうです。
↓コズミックさんのブログ記事
http://blog2.colordiamond.co.jp/?eid=188#gsc.tab=0
採掘したら、原石が偶然色付いていた。
原石を研磨してみたら、偶然美しい色だった。
ということ?
ほとんどの天然ダイヤモンドは、キンバーライトという地盤から産出されるそうです。
参考にさせていただいたサイトはこちら
↓GIA HP/中央宝石研究所 HP
https://4cs.gia.edu/ja-jp/blog/%E6%9C%AC%E7%89%A9%E3%81%AE-%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%89-%E3%81%A8%E3%81%AF-%E4%BD%95%E3%81%8B/
https://www.cgl.co.jp/museum/f1/e1.html
https://www.cgl.co.jp/latest_jewel/tsushin/54/96.html
↓キンバーライト(Wikipedia)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88
キンバーライトは「カンラン石」と「雲母」を主とした、
先カンブリア時代の噴火や地殻変動によって作られた火成岩。
古い地質の残る大陸にのみ分布しているそうです。
具体的には、南アフリカ、ロシア、アフリカ南西部、中国、アメリカ等。
まさにダイヤモンドを産出する土地です。
そして、アーガイル鉱山では「ランプロアイト」と呼ばれる
地中深くのマグマが冷えて固まったものから産出されるそうです。
ランプロアイトもキンバーライト同様火山岩ではあるものの、
二酸化炭素をほとんど含まず、
ランプロアイトからダイヤモンドが発掘されることは、極めて稀だそうです。
また、ピンクダイヤモンドの着色原因は、
①結晶構造の歪みによるもの
②孤立した状態の窒素と空孔が結合した欠陥が働いてピンクになるもの
の2パターンがあるようです。
アーガイル産のピンクダイヤモンドは、地中で熱や外的圧力による、ダイヤモンドの結晶構造の歪みによるもの(上記①)。
※参考↓中央宝石研究所HP
https://www.cgl.co.jp/latest_jewel/gemmy/154/86.html
※参考↓カンダダイヤモンドさん
http://m.kanda-diamond.com/?url=http%3A%2F%2Fwww.kanda-diamond.com%2Fbbp02.php%3Fitemid%3D41&utm_referrer=#2828
ピンク/ブラウン/パープル/レッド
この4色は、色因が同じため親戚と言われています。
地球内部でダイヤモンドができた後、圧力が加わって歪みが起き、その歪みによって結晶格子に欠陥が起き、
ピンク/ブラウン/パープル/レッド(それぞれ)以外の光を吸収し
ピンク/ブラウン/パープル/レッドの光のみを透過するため、
“我々人間の目には(!)”
ピンク/ブラウン/パープル/レッドに見える、という仕組み
だそうです。
※上記の混合色、ピンク系ブラウンやパープリッシュレッド等も同じです。
どのカラーにも言えることではありますが、数千kmの地中深くのマグマによって、少なくとも1億2千万年~45億年もの歳月をかけてダイヤモンドが作られ、それが噴火によって押し上げられ、
採掘されてカッターさんによって研磨され、
目の前にこの小さな美しい鉱物が存在する。すごい✨
…科学的に書くつもりでしたが、どう考えても奇跡でした(*´艸`*)
本日も、最後までご覧くださりありがとうございました!
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