東京都知事選の候補者が多すぎるので6候補にまで絞った中からさらに大和行男、石丸伸二もしくは安野たかひろの3人に絞りました
前回の内容について
前回の記事で、ざっくりとしたフィルターをかけ、東京都知事選の投票先を以下の6候補まで絞りました。
いきなりですが結論は大和行男、石丸伸二もしくは安野たかひろです
今回はこの6人の候補者をひとりひとり分析して、最終的に誰に投票すべきなのかを、分析し、3人にまでさらに絞ります。
まず、結論から述べましょう。
結論は大和行男、石丸伸二もしくは安野たかひろの3人です!
蓮舫について
年齢順に、まず、蓮舫さんについて述べます。
今回の東京都知事選の最有力候補の1人ですね。
経歴について
彼女の政治家としてのスタートは2004年7月に実施された参議院議員選挙に初当選したところから始まります。
民主党の中で野党として、時の政権に対して問題点を指摘する姿は、みなさんもテレビで何度も見たことがあるかと思います。
2位じゃダメなんでしょうか発言の真実について
有名なのが、国産のスーパーコンピューター開発費をめぐる2009年の「2位じゃダメなんでしょうか」発言である。
この発言はマスコミで捻じ曲げられている代表格みたいなもので、実際の映像を見ると、「2位じゃなくて1位を目指す理由を(予算を通すためにも)教えてください」といった趣旨の発言になる。
正確には以下のとおり。
発言の全趣旨を読み解くと、「2位でいいんじゃない?」と2位に甘んじろというものではなく、「1位を目指す理由をみなさんに教えてください」という趣旨の発言である。
つまり、この会議では、蓮舫さんは、むしろ1位を目指すべき派だったのである!
この発言は、本当にマスゴミのマスゴミたる理由というか、国民のメディアリテラシー低さを代表するようなものです。
実績について
また、蓮舫さん“批判ばかりする人”で実績がないという印象も強いかと思いますが、国会議員白書を見る限りだと、決してそんなことは無いことがわかるかと思います。
それでも東京都知事にはなり得ない理由について
ただ、やはりこれまでの蓮舫さんの活動を見ていると、リーダーというより飽くまで誰かの「参謀」なんですよね。
何か物事を引っ張っていく役割というより、権力が暴走しないように食い止めたり、何か物事を決めるときのブレーキ役という方が適切かと思われるのです。
東京都知事になったときに、持ち前の行政改革の手腕を奮って東京を改革する未来もあるでしょう。
ただ、長らく野党として参議院議員をしており、その中で細かな実績はあれど、大きな実績を作れなかったのは事実としてあり、もはや先頭に立って物事を決めるようなリーダーとしては賞味期限切れという印象である。
そういうことを考えていると、東京都知事ではなく、参謀、つまり副知事として動く方が蓮舫さんらしいと思うんですよね。
年齢も56歳ということもあり、次世代にバトンを渡す準備を始める年齢です。
ということで、蓮舫さんは東京都知事選からの脱落となります。
「うつみさとる」について
さて、次はうつみさんである。
うつみさんについては、とりあえず、以下の政見放送を見るのが手っ取り早いと思います。
この内容を見る限り、一見相当まともな良識ある人である。
都知事の器を持っているようにも思えます。
ただ、彼の政策メッセージを見ると、今回の投票先にはならない理由が整理される。
都知事給料月額1円について
まず、都知事の給料月額1円についてだが、東京都の年間の予算は都税だけで6,386,470百万円(6兆3,864億7,000万円)である。
対して東京都知事の年収は1,747万2,000円(145万6千円×12)である。
都税に占める都知事の給料は約0.0002%に過ぎない。ここを公約にする意味がまずわからない。
生活インフラの株式売却大反対について
さらに、生活インフラの株式売却反対についてだが、料金高騰及び品質悪化、外資優遇を阻止が目的にあるようだ。
生活インフラについては国に認可を貰わないと料金を上げれないため、まず、料金高騰については、筋違いであると思う。
そして、品質悪化についても、株式売却との関連性が不明である。株式が売却されたら、職員が仕事に手を抜くとでも言いたいのだろうか?
外資優遇についても、仮定の話であり、直ちに現実化するとは思えない。
外資企業、大企業だけの優遇措置反対について
この考えについもおおむね賛成できなくもない。
大企業優遇で中小企業が体力負けを起こすと、資本主義社会のこの日本ではますます格差が広がり、治安の悪化などにも繋がりかねない。
長期的に見て、大企業優遇策は基本的にされるべきものではないと思う。
都として、中小企業に補助を出し、大企業と対等に戦える環境づくり、あるいは投資を行うべきであるとの意見については、反論の余地は無いと思う。
外国人移民推進制度の見直しについて
外国人生活保護不正受給の徹底調査:外国人に限った話ではない
外国人への産科医療補償制度見直し:正論
外国人参政権反対:正論だが、外国人に参政権はありません
総合的に見て、この政策は「間違ってはいない」と思う。ただ、問題の大小で言うと、極々小さな問題である。
外国人の移民が増え、様々な問題が起こっているが、全体の中で見ると小さな問題であり、これを解決したからといって、日本国民の生活が豊かになるとは限らない。
むしろ、外国人の移民に支えられている産業も少なくないのは事実である。
また、こういった人種に関する取扱いについては、細心の注意を払うべき問題であるにも関わらず、公の場で断定的に決めつけ、主張するのは、考えの浅はかさを感じるしかない
東京都とファイザーの締結見直し
こちらについても、言いたいことはなんとなくわかるが、もはや、ワクチンなんて誰が打っているのかわからない程度には存在感も必要性も消え去っているというのが、僕の印象だ。
そして、こういった選挙公約に客観的な事実ではなく、自身の「想像」をもとに政策を考えるのはどうなんだろうと危うさを感じます。
結論となりますが、うつみさとるは都知事ではなく医者を続けて患者を救い続けてください。
さわしげみについて
論じるまでもなく、無しでした
すみません。HPの内容をちょっと見ただけで、生理的に受け付けませんでした。内容をちらっと見ましたが、論じるまでもなく、「無し」です。
NHK党、論外、HP無し、HP手抜き、自民党入党罪の前科あり、老害のフィルターをくぐってきたのは素晴らしいですが、最終的に残った6人の中では、論じるまでもなく、無し。
以上。
大和行男について
経歴について
大和さんは、東京大学教育学部卒業。新潟大学医学部卒業。精神科・児童精神科を専門に、複数の医療機関で経験を積むんだ後、2024年1月、池上駅近くに『池上おひさまクリニック』を開業されている方です。
横浜市・川崎市・東京都の児童相談所や要保護児童対策協議会との折衝を経験した経歴もあり、政治についてもそこらの素人ではない様子が伺えます。
政策について
政策メッセージは以下のとおりである
基本的に問題が無い公約だと思う。
東京都として、子供の問題に関心がある人の投票先としては、最有力候補の1人になるかと思う。
総合的に見て、東京都知事としての器を持っている。
石丸伸二について
さて、今回の選挙の最有力候補のひとり、石丸伸二である。
彼については、もはや、この記事でいちいちまとめる必要も無いように思えるが、一応概略だけ。
経歴について
石丸さんが世に出てきた最初の動画は「恥を知れ、恥を」で有名なこの動画ですね。
公約について
石丸伸公は、政治再建、都市開発、産業創出の三本であり、具体的な内容としては以下のとおりである。
経済の専門家として、他の候補者よりも、広い視野で政策を考えているなという印象です。
テレビなどでもよく言われているとおり、東京都の内部でも多極分散を目指し、さらには他都道府県との関係でも多極分散を進め、ミクロでもマクロでも全体最適を図ろうとしているのかなという印象です。
都知事適格性について
さて、では、都知事としての適格をもっているのかについて考えてみましょう。問題となるのは、安芸高田時代のように議会と対立してしまって、東京都の行政が停滞するのではないかという点があるかと思う。
ただ、この点については、本来、議会と執行部(行政)は民意で選ばれた二元代表制として、対立するべきであり、対立しないのであれば、議会がそもそも不要ということになる。
その他、やり方が攻撃的であったり、良くも悪くも話題を提供し、政治をエンタメ化している節もあるが、言っていることは基本的に正論である。
何より、議論から逃げない姿勢は、かつての橋下徹を彷彿とさせるところもあり、彼が東京都知事になったら、かなり面白いのではないかと思う。
都知事適格性についても、特段、問題は見当たらないだろう。
安野たかひろについて
経歴について
彼の経歴については、詳しいことはよくわからないが、エンジニア界隈では天才と呼ばれる1人であるようだ。
政策について
彼の政策の印象を一言でまとめれば「壮大」である。
しかも、壮大なだけではなく、実現可能性についてもかなり深く考えられている様子である。
おそらく、未来の日本はこうなっているだろうというビジョンを持ったうえで、そのビジョンにいち早く動き始めようとしている。
まさに若い力である。
都知事適格性について
文句なしに東京都知事の適格性はあるだろう。
唯一不安があるとしたら、政治経験が浅い(無い)という点だが、政治経験がなくとも東京都職員がついている限り、そこまで大きなハンデにはならないと思う。
大和行男、石丸伸二もしくは安野たかひろの誰にすべきかについて
さて、この3人の誰にすべきかについては、さらにもう一つ深く考える必要があるなと思います。
なので、次回は、この3人の候補者の中から、最終的に誰に投票すべきなのか考えたいと思います。!