ついつい悲観主義を排除しようとしてしまう
アントノフスキーとフランクルには共通して、徹底的なペシミズムを経験しないことには、真のポジティブな感情は生まれないという考え方がある。
僕はアントノフスキーの考え方に共感しているし、フランクルの実存主義に少なからず影響を受けている。
ペシミズムとは、悲観主義のこと。
それは、物事を悲観的に考え、なんでも悪くとらえてしまう態度のこと。
ペシミズムを経験しないと、ポジティブな感情が生まれない、というのは示唆に富んでいるなと感じる。
ついつい悲観主義を排除しようとしてしまう。
そんなふうに悲観的に捉えないで、楽観的に考えなきゃ、みたいに言いがち。 でも、実は逆なんじゃないかと言ってくれている。
世界は最終的には微笑んでくれる、と確信しながら、ペシミズムを経験する。
これは矛盾をはらんでいるのだろうか。
(2023年6月28日に書きました)
この場を訪れていただき、ありがとうございます。この記事は、つよぽんが2ヶ月前に記載したものにひろっちが追記しレイアウト編集したものをお届けています。
ネガティヴを経験するからポジティヴの喜びやありがたさが増す。どちらも人の成長に不可欠な経験なんだと思うよね。