先回りしない支援
僕の仕事の利用者支援について少し書いてみたい。
利用者さんが自己選択、自己決定できる場面を作ることが大事。
ついつい支援者が先取りしてしまうことがある。
たとえば、Aくんに「セロテープ取ってきて」と職員がお願いしたとする。 部屋の文房具が置いてある場所に近づいてきた時に他の職員はよかれと思って「はい、どうぞ」と言いながらセロテープを渡してしまう。
気の利く職員ほどそうしてしまう。
それは一見やさしさなのだが、利用者の成長を考えた時には、Aくんが自分のチカラで見つけセロテープのしまってある戸棚を開けて持っていくのを見守ってほしい。
もしAくんが分からない時には、「取ってきて」と頼んだ職員のところに戻ってくるかもしれない。 そうしたら、「文房具置き場の近くにいる職員の〇〇さんに聞いてごらん」と伝える。
そして、本人が自分の言葉で質問する。
そして、場所を教えてセロテープを持っていくのを手助けする。
そんなふうに先回りしない支援、本人の学びを意識した支援をしたいものだ。
結果ではなく過程を大切にしていきたい。
壁にぶつかりながら、その壁を乗り超える過程を大切にする支援を心がけたい。 そうすることで、利用者さんが自分で気づき、自分で考える時間と環境を保証することができる。
(2023年7月4日に書きました)
この場を訪れていただき、ありがとうございます。この記事は、つよぽんが2ヶ月前に記載したものにひろっちが追記しレイアウト編集したものをお届けています。
逸れても失敗してもいいのだ。それは全て宝物になる。子育てと同じ。経験して失敗を重ねてきた大人は、かわいい子供に同じ過ちをさせたくない。大人の方が上手くできるので、やってあげたくなる。それって、余計なお世話にならないか一旦考える。かわいい子ほど旅をさせろ。っていい言葉だ。