たくさん売るよりも大切なこと

10月の外食月次速報が揃いつつある。6月、7月の最悪期を脱し、10月には前年比90％超の企業が増え、順調に回復しつつある、と言えると思う。

資料元：　https://www.fb-soken.com/monthly_sales.html

上記表を見てわかるように、客単価増による売上の回復が実現されました。課題は客数の低下です。withコロナ、ニューノーマルと言われるこれからの「冬季」においては、インフルエンザの流行も予測されることから、より接触が避けられることになるでしょう。

来店型のビジネスモデルから、テイクアウトやデリバリーといった店外型のビジネスモデルへシフトすることがより求められるように思います。

また、このコロナによって、業態の需要ごと失ってしまうケースも出ています。昨日と同じことをし続ける、単なる「日常の継続」では、長く繁栄できない時代です。常に、新しくより良い製品や材料を取り入れる。お客様に喜んで頂けるにはどうしたらいいか、という想いを持ち続け、実行することです。

「継続」とは、「変えない」ということではなく、ブランドを磨き続けることです。その時々の最先端の製造技術、原材料、販売方法、経営手法を用いて変化に対応すること。

「伝統とは変化し続けること」というある老舗企業の言葉があります。時代に合わせて革新を積み重ねることによってのみ、「継続」は達成されます。

コロナ禍を福に変える経営は、中小企業でも、いや、むしろ、中小企業の方が柔軟に歩めます。

たくさん量を売るよりも、、、