10月31日 Effective Nonprofit Boards of Directors NPOの理事会
おはようございます。今日も #ドラッカー #365の金言 より
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本日 #10月31日 のテーマ #Effective_Nonprofit_Boards_of_Directors
#NPOにおいて理事とは地位ではなく責任である 。
NPOが成果をあげるには強力な理事会を必要とする。理事会が使命を考えさせ、守らせ、遂行させなければならない。理事会が有能なマネジメントを確保しなければならない。そして、成果を評価しなければならない。資金集めについて、自ら中心的な役割を果たさなければならない。
理事会を開催する会議室に、「理事会とは、地位ではなく責任である」と大書しておきたい。NPOの理事であるということは、そのNPOに対し、理事会に対し、ボランティアと有給のスタッフに対し、さらには使命に対し責任を負うことを意味する。
理事会は対立する。方針をめぐって対立する。NPOでは使命が重要であるだけに、対立が生じやすい。しかし、そのようなときこそ理事会が役割を果たしているといえる。そのとき、理事会の長とCEOのチームワークが重要となる。(『非営利組織の経営』)
ACTION POINT
#あなたの関係しているNPOは使命を果たしているかを考えてください 。
ここ数日、非営利組織の経営への記事が続いていますね。今回が最終回。これからは国、行政、企業、産業から病院、大学、教会、寺社、PTA、NPO、などの非営利組織へとシフトすることを予言していたドラッカー。ドラッカーは、未成熟な非営利団体が多いため、非営利組織もマネジメントに取り組むべきと提言し、実際に、いくつかの非営利組織経営への助言も行っておられたそうです。現在はどうかわかりませんが、彼が「非営利組織の経営」を記した時には、アメリカでは非営利組織が最大の雇用主になっていたそうです。
成人の2人に1人、数にして9000万人が無給のスタッフとして働き、第二の仕事に週数時間を割いている。(「非営利組織の経営」まえがき より)
たまたまではあるが、本日2021年10月31日は総選挙投票日。多くの人たちが無給のスタッフとして働き、「アカカテ、シロカテ」まるで運動会に参加する子供達のように、候補者や政党を支援するボランティアの方々は「やりがい」を持って活動しておられるように感じられます。
核家族が進み、職場も正社員、派遣、パートタイム、アルバイトで格差がつけられ、かつてのようなコミュニティの場とならなくなってきて、さらに感染症で、学校も授業中は必要最低限しか話すな、とか、部活動なんてやめてしまえ、的な、コミュニケーションが取りづらくなっているようです。そうした中で、我々が「絆」としてのコミュニティを失いつつあるようです。
しかし、アメリカでは、非営利組織におけるボランティアがコミュニティの役割をはたしているようです。
感染症で失われたコミュニティの回復に、この総選挙が一役買っているように感じられます。感染症で失われたのは、命だけでなく、地域や家族の絆だとしたら、非営利組織のボランティア、というと、堅苦しいですが、フェイスブックのちょっとしたグループだったり、神社巡りのコミュニティだったり、マラソン仲間だったり、温泉巡りの仲間だったり、グルメ趣味の集まりだったり、大谷選手の応援仲間だったり、学校の同窓会仲間だったり、リタイアした会社のOB仲間だったり、空手の愛好会だったり、松葉健康法の仲間だったり、、、そんなちょっとした「非営利のコミュニティ」が、孤立化を防ぎ、あなたの自己実現だったり、元気の回復にもつながってるとしたら、たとえ小さくとも、企業や政府よりもずっと大事で意味ある存在です。
アルコール中毒症からの回復、麻薬患者の更生、青少年の非行防止、精神病患者との共生などは、政府・行政ではなく非営利組織によって成し遂げられています。非営利組織に成果を上げさせることは、わが国においても、ますます重要になるでしょう。今日もやっていきましょう。
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