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NPOにも自治体にも行政にも適切な経理処理とマネジメントが必要。 6月30日 Effective Management of Nonprofits NPOの成功例

今日の #ドラッカー365の金言 のテキストは、『 #未来企業 』(1992年)に収録された論文、30章 非営利組織による革命 280〜282ページより。


本日 #6月30日  日曜日のテーマ:
#Effective_Management_of_Nonprofits
#NPOの成功例

今日の金言:
#NPOの成功の根底にあるものがマネジメントである


今日のACTION POINT: 
#あなたのNPOにマネジメントを導入してください
#組織・リーダーシップ・責任・仕事・成果の基準を引き上げてください

 知り合いが学校でパートタイムで働いてる、と言っていましたので、「何してんですか?」と尋ねました。

 すると、こんな話を聞かせてくれました。

 今の小学校には、先生をサポートする職があるそうで、不登校気味のお子さんが校門の前で立ちすくみ、母親が早く行きなさい、子供が入れない、校門くぐりなさい、進めない、と揉めている親子が頻繁にあるそうです。

 かつては先生がそういう姿を見つけると、授業を中断して、校門へ駆けていき、「さあさあ、○○ちゃん、よく来たね。教室のみんなが待ってるよ、いらっしゃい」と案内したわけですが、今や教師にそんな余裕はありません。決められたカリキュラムをこなすことに集中していて、そちらをこなさないと、「あの子のために授業を遅らせないで」と親から苦情が来ることもしばしばだそう。

 そこで、パートタイムで支援役の方を雇って、そういう児童を教室へ誘ったり、教室で大泣きして、どうにもならない子供を落ち着かせる、みたいな役割を担っているそうで、その仕事をしているんだとか。

学校教育の予算は少子化ということもあり、どんどん減らされている一方で、教師が担う守備範囲は広がっていて、たとえ担任の児童数が少なくなってきたとはいえ、かつては無問題とされてきたことが、現代社会は問題だ、なんだ、と苦情やら問い合わせやらは増えていて、てんてこ舞いな教育現場の状況があるそうです。

そうした細かくなっている要望や応対に時間が取られると、授業への取り組みはまるで出来なくなってしまう、というのです。

 そこで、学校によっては、教師の支援役なる「職」が設置されており、主に、授業以外の学校生活のこと、泣き叫ぶ、暴れる、といったことについては、その支援役の方がサポートに入っているそうです。

1教室に40人もいる児童を1人の教師がマネジメントするのは、もう無理、ということなのでしょう。かつてのような教師への尊敬や感謝や道徳が失われた結果、今の教育現場は「無法地帯」になってしまったわけです。

そういうことを支援するのが、NPOなのでしょう。
とはいえ、公金ちゅーちゅーが叫ばれ、行政もNPOも杜撰な経理処理のため、支出が適切に使用されているのか、今は、きちんと精査される時代です。

学校だから、NPOだから、と経理が雑であっても、許された時代は終わりました。ボランティア団体だろうと、行政であろうと、自治体であろうと、営利企業であろうと、大学であろうと、マネジメントが為され、適切に資金が使われ、脱税していないか、検証期間が必要です。

6月も今日で終わり。1年も半分が終わりました。
下半期、7月が始まります。

良い1年にしていきましょう。

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