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中村&内田解説員のお言葉:2023シーズン ルヴァン杯決勝 アビスパ福岡vs浦和

2023シーズン ルヴァン杯 "決勝"
アビスパ福岡 vs 浦和レッズ

フジテレビによる生中継
解説は中村憲剛さん、内田篤人さんが担当されました。

ここでは、中継時に印象的だった両解説員のお言葉をまとめていきたいと思います。

ご注意
・アビスパ福岡のお言葉を独断でピックアップしています
・中継音声の聞き取り具合や表現の都合で、お言葉に多少手を加えているものもあります。※100%正確な文字起こしではありません。

前半

前半5分:良い仕掛け(紺野和也)

内田氏
「紺野選手の仕掛け、良かったですね。タイミングの外し方」

前半5分:相手は対応づらい(紺野和也)

中村氏
「(相手は)左を警戒したと思うんですよ。なので右足に持ち替えて(クロスを選択した)。両方できるとSBの守備はし辛いですか?」

内田氏
「(守備)し辛いですね」

前半8分:決勝の雰囲気(1)

内田氏
「ルヴァン杯の決勝って本当に雰囲気良くて、羨ましいですよ」

前半8分:決勝の雰囲気(2)

中村氏
「アビスパは(決勝進出が)初めてなので、どこまでこう、いつも通りできるかなはポイントだと思っていたんですけど、どちらかというといつも通りやれているのはアビスパ」

前半8分:出しどころが無くなるプレス

中村氏
「湯澤がプレスをかけに行きましたけど、誰がいつどこにプレスをかけに行くっていうのがアビスパは整理されている。浦和からすると出しどころが見つかっていない」

前半10分:切り替えの速さ(守備)

内田氏
「アビスパの帰陣が速いですね」

中村氏
「奪われた後の守備への切り替えが速いですね。そこはかなり長谷部監督が求めているところだと思います」

前半12分:グッと高まる(紺野和也)

内田氏
「紺野選手がボール持つと、先制点に絡んでいますし、会場の雰囲気がグッと高まりますね」

前半13分:若い選手の特権(森山公弥)

中村氏
「開始早々にも彼はシュート打ってますし、非常に積極的に、それは若い選手の特権ですから。経験豊富な井手口がいますから上手いコンビを組んでいる」

前半13分:安心感1(奈良竜樹)

内田氏
「奈良選手はやっぱりカバーリングが素晴らしいですね。憲剛さんとか一緒にやってて感じましたか?」

中村氏
「彼の危機察知能力というか、危ないと思った時にカバーリングのスピードもそうですし、身体も張れますから。彼が真ん中にいることによる安心感は選手たちは感じているんじゃないですかね」

前半15分:良い距離感(守備)

内田氏
「距離感が良いなと思います。DFラインのお互いの距離感をしっかり守れる守備範囲の能力、広さが大切だと思うので、この(CB)3枚は広いですから、後ろは心強いですよね」

中村氏
「浦和がどう挽回するか見ていますけど、アビスパの守備が今のところ上回っている印象です」

内田氏
「(福岡がDFを)5枚、4枚並べられたらスペースも少なくなりますし、こうなる(浦和は後ろに下げる)よね」

前半16分:シャドーの出足が良い

中村氏
「(浦和の)バックパスに対して(福岡は)プレスをかけに行きますから」

内田氏
「ここの出足、良いですよね」

中村氏
「ここの出足が良いんですよ。前と紺野ですかね」

前半22分:欠かせない存在(山岸祐也)

中村氏
「彼の果たす役割は攻守で多い。得点取りつつ、起点になりつつ、チャンスメイクもしつつ、守備もしつつなので彼の存在は大きい」

前半26分:メリハリのある守備

内田氏
「出足も良く、切り替えも速いですし、コンパクトに守るところ、前線から行くところ、引くところ、メリハリがあって良いですね」

前半32分:確立された攻め筋

内田氏
「前進するときどこが空いているのか、そこまでの判断も良かったですし、そこでボールをもらう紺野選手も自分の形もってますからね、浦和としては嫌ですよね」

中村氏
「攻撃の攻め筋はアビスパの方はかなり確立されている感じがしますね。(現象の)予測がつくと、周りの選手は動きやすくなるし、動きやすくなると迫力ある攻めになる」

前半33分:置きどころ(山岸祐也)

内田氏
「山岸選手、良いもらい方というか(良い)置き所に(ボールを)置きますね」

前半37分:安心感2(奈良竜樹)

内田氏
「今みたいにボールが流れても奈良選手は拍手してチームメイトを鼓舞していますので、そういったところの安心感はありますよね」

前半37分:武器だからこそ(紺野和也)

(1点目リプレイ中)
中村氏
「紺野の左足が武器だからこその(縦の)突破だったと思うんですよね。それに並行で前(選手)が合わせる。あれを西川は止めるのは難しい」

内田氏 ※サイドバック目線での評
「守る側としてもドリブルで来るので、対面するDFだけじゃなく、全選手がボールを見ていたと思う。そこに背後からスルスルってあがって来たのが得点者(前選手)ですので、守る側としては難しかったですね」

前半38分:福岡の守備評

中村氏
「(浦和が攻められる感触を掴めて来た)ただ、アビスパはしっかりと自陣で構える守備も同時に得意なチームなので、どっちが上回れるかが本当に面白いと思う」

前半46分:ライン上げ下げ(奈良竜樹)

「ただ下がるだけではなく、奈良が中心となってDFラインの上げ下げは小まめにして、DF・中盤・FWラインをコンパクトに、この絵(画面内)に収まってます」

前半47分:カウンター評

中村氏
「アビスパはこれでいいんです。しっかり守ってカウンターですから。速かったですね。すごく意思統一されていると思います」

前半AT:意図的なカタチ(2点目)

中村氏
(2点目の場面)
「紺野、今度は左サイドからグラウンダーのクロスですから。これはもう意図的じゃないですかね。グラウンダーで蹴っているのは。シュート性のボールですけど何か起こりますから。宮(選手)もDFですけど、ストライカーみたいな冷静なフィニッシュでしたね。浦和の選手は、紺野の持ち方(ボール保持)で集中はしていたと思うんですよ。ただグラウンダーとは思わなかったかもしれないですね。今の1点(追加点)は大きい」

ハーフタイム

やるべきことをやる

中村氏
「目の前のプレーを見ると、アビスパ福岡の狙い通りというか、"自分たちのやるべきこと"をしっかりやったという2−0」

素晴らしいタイミング(紺野和也)

内田氏
「ここ(紺ちゃんの縦)のタイミングが上手いんですよね。(パスの)タイミングも素晴らしい。自分たちの強み、選手の特長をわかりつつ、自分のスピードを止めずに(前選手が)入ってきました」

後半

後半直後:活き活き(金森健志)

内田氏
「金森は非常に動き出しが良い選手。球際がんばって行けます。守備だけじゃないのが福岡の狙いでもあるので、彼みたいな選手が活き活きプレーすればもう1点は狙っていけると思います」

後半2分:良い入り(金森健志)

内田氏
「その前の井手口選手のボール奪取も素晴らしかったし、
 サポートの数こそ少ないですけど金森選手 自分1人で
 最後の形まで持って行けた。良い入りができたんじゃないかと思います」

後半28分:勝つための覚悟

中村氏
「"勝つ"っていう強い意志がないと。"勝ちたい"じゃ勝てないんですよ。
 ここからその覚悟が問われる時間に入ってくるんですよね。
 一歩が出るかとか身体を張れるかどうか。攻める方も守る方も」

後半33分:前に立つ(井手口陽介)

内田氏
「(ロングボールで揺さぶられても)
 井手口選手はちゃんと前に立てるもんなぁ」

後半40分:デカい(山岸祐也)

ボールを収めて、相手の反則を誘う場面
中村氏 「ここで時間作ってくれるのデカいですねぇ」
内田氏 「デカいですねぇ」

後半49分:よく走る(井手口陽介)

内田氏 「井手口よく走るなぁ」

後半51分:チームのために(金森健志)

内田氏 「健志、行け!」
中村氏 「キープ」
内田氏
「彼としてはゴールに向かうこともできましたけど、チームとして時間を稼ぐ方が。自分がやらないといけないことを、途中出場で入って来ましたが、チームを助けるためにというのは考えていることですね」

後半52分:やることがはっきり

福岡のボール奪取後の展開
中村氏 「福岡はやることがはっきりしてますね」
内田氏 「やることはみんな統一されていますね」

試合終了後

勝つべくして勝った福岡

内田氏
「前半の立ち上がりから戦術的な噛み合わせ含め、”勝つべくして勝った”のかなと思います。タイトルを獲るのは難しくて、これから福岡に新たな歴史が生まれてくる予感がしますね」

クラブにとって大きな一歩

中村氏
「長谷部監督が積み上げてこられたものがしっかり形になったということは、アビスパ福岡というクラブにとって本当に大きな一歩だと思います」

ディフェンスの要・チームの要(奈良竜樹)

内田氏
「DFラインの中心としてもそうですし、チームとして、クラブとして、良いチームじゃなければファイナルでは勝てません」

あの手この手を上回る福岡の守備

中村氏
「(浦和は得点を奪うために)あの手この手を使ったんですけど、アビスパの守備が上回った」

1つのスタート

内田氏
「J1にずっといられた訳ではないクラブでしたので、今日こうやって勝って、ルヴァン杯を優勝で終わりましたが、このクラブにとってまた1つのスタートになるんじゃないかと思っています」

どれだけ飛躍するのか楽しみになるゲーム

中村氏
「決勝の舞台でも選手たちは落ち着いて(試合に)入っていた。攻撃も守備もやるべきことを整理されていて、その上にハードワーク、球際、切り替えのところ1選手として大事なところも、チーム全体で持ち合わせている。これは勢いだけでの優勝では無いということは間違い無いです。1個1個、みんなで階段を上がって、自分たちで築き上げたものなので、本当に長谷部監督のもとで鍛え上げられたチームがタイトルを取ったことで、これからどれだけ飛躍するのか楽しみになるゲームだったと思います」

以上、ご覧いただき、ありがとうございました!

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