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タイパと生産性、女子大生の視点で考えるべき本当の大切なこと

こんにちは。
DIAGIRL 10期生の武井彩名です。

最近、「タイパ」や「生産性」という言葉をよく耳にするようになったと感じます。

私自身も、周りから「タイパ思考だね」と言われることがあります。 今日は、そんな私が「タイパって本当に大切なのか?」「生産性って本当に大切なのか?」という疑問を、DIAGIRLの活動を通して考えてみたいと思います。

結論から言うと、私たちの活動において「タイパ」「生産性」は重要ではありません。(⚠ ビジネスの場ではある程度重要だとは思いますが、私たちの活動においては少し異なる視点を持っています。)

まず、DIAGIRLの活動は「タイパが良いのか?」「生産性が高いのか?」と問われたら、「NO!」です。

私たちの活動は「ソーシャルビジネス」という「物を販売して収入を得る」という一種のビジネスの形を取っていますが、目的は利益を上げることではありません。なので、「タイパ」や「生産性」を追求し、「より多くのものを作って、たくさん売ること」はそもそもの目的ではありません。

一つ一つ手作業でアクセサリーを制作して、何かを決めたり、活動を動かしていく時には、みんなでじっくり議論を重ねます。この方法は、生産性が高いとは言えません。機械を使えば制作は速くなり、会議もみんなでやるべき議題を絞り込みアジェンダを事前に整えてから行うほうが効率的にアウトプットを出すことができます。

でも、本当に大切なのはそこではないのです。タイパや生産性よりも、もっと大切にしなければならないものがあると私は考えています。それは「友情・愛情・感情」など、私たちの「情」つまり「想い」ではないかと思うのです。

例えば、私たちがただタイパを追い求めて作業しているだけでは、メンバーやパートナーとの絆や想いが生まれません。機械で作ったものよりも、自分たちの手で汗をかきながら作ったアクセサリーの方が、断然想いがこもります。そして、その想いが込められたアクセサリーだからこそ、いろいろな人に手に取ってもらい、私たちの気持ちが伝わるのではないかと私は信じています。

議論も同様です。タイパだけを求めて一人で作ったものよりも、時間をかけてでも一人一人がアウトプットをし、会話を通じて自然に新たなアイデアが生まれることが多いです。それこそが、私たちが本当に大切にしている「想い」が生み出す力だと思います。

最後に、物事は、急ごうと思えば50%の完成度でも終わらせることができます。それによって効率は上がり、たくさんの成果を生み出せるかもしれません。DIAGIRLの活動も同じで、そうした選択肢を取ることも可能です。

でも、「早く終わらせること=価値」ではありません。大切なのは、その過程で何を感じるか、何を得るかということです。どれだけ効率的に進めたとしても、自分自身が幸せを感じられないのであれば、それは本当の意味での価値ではないと思うのです。

みなさんには趣味がありますか?
好きなことって何でしょうか?

例えば、好きなアーティストに会いに行く時間や、大切な人と過ごす時間などを思い浮かべた人も多いのではないでしょうか?
そこに「生産性」はあるでしょうか?

きっと、生産性という視点では計れないものだと思います。

でも、その時間が心を豊かにし、自分を幸せにする。
それこそが何より大切なことではないでしょうか。

私は、そんな「生産性を超えた価値」に気づいてほしいと思っています。
そして、それが私が一年間かけて気がついたことです。

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