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【コラム】ディアボロの指導を始めました

ディアボロの指導を始めました。簡単にいうと出張講師みたいなやつです。Twitterで呟いた後、ありがたいことに何件かDMをいただいて、今も少しずつ数を増やしています。
始めた理由について、考えの整理も兼ねて書いていきます。この投稿はFacebookに投稿したものに加筆・修正を加えた記事になります。

■今よりももっと面白いディアボロ演技が観たい

一番大きな目的としては、より面白いディアボロの演技を観たい、というものです。

工藤はディアボロの演技を観るのが好きです。自分の演技を振り返って観るのも好きですし、他の人の演技を観るのも好きです。そのため大会などでは勝敗は一旦抜きで、出場者のみんなが良い演技ができることを願っています。その方が観ていて楽しいからです。

色々なディアボロプレイヤーの演技や技を観ていると、演技中の立ち振る舞いについてや、技についてのアドバイスをしたくなる時がしばしばあります。おそらく工藤がジャグリングを始めた千葉大学のジャグリングサークルがそういった教え合いを積極的におこなっていたためでしょう。

■人にアドバイスをするのは難しい

ですが他人にアドバイスをするのは簡単ではありません。本人にとって的確なアドバイスをするには多くの経験と知識が必要ですし、そもそも本人がアドバイスを望んでいなければただのおせっかいです。

前者について、工藤はある一定のラインを超えてアドバイスができるレベルにあると感じています。これは10年間のディアボロの練習と、後輩や他のディアボロプレイヤーへ技を教えることを通して培ったものです。

しかしながら後者については判断が難しいです。本人はうまくなるために練習している時間を楽しんでいる可能性があります。うまくなるためのコツやポイントを自分で見つけることを楽しんでいるのです。その最中にずけずけとアドバイスをするのは本人の楽しみを奪う行為になります。

決して多くはありませんが、そのようにしてディアボロを楽しんでいる人が工藤のまわりにはいました。

上記のような人もいる中、イベントや大会でたまたま一緒になった人に対してアドバイスをするのはとても難しいです。その人がアドバイスを欲しているかを短い時間で判断するのが難しいからです。技のコツを聞かれれば教えるしアドバイスもしますが、あくまで質問された時のみで、工藤から積極的に教えることはありません。

でもそれってやっぱりちょっともったいないよなって。本当はアドバイスを欲しいけど、シャイで聞けない人もいるかもしれないです。そもそもコツやアドバイスをもらえばすぐに改善することに気づかず練習している人も多いです。

■困っている人のための練習会を開催

アドバイスをもらうことを望んでいる、技を教えてほしいと思っている、そういった人たちとコンセンサスを取るためにはどうすれば良いか考えた結果、工藤がほぼほぼ指導に回る練習会を開きました。

工藤が教える側になり、技を聞きたい人やディアボロについて困っている人が参加する練習会です。この練習会に来る人は高い確率でアドバイスを求めているので、工藤は来てくれた人たち一人一人に話しかけて困りごとを聞き、アドバイスをしていきます。参加するハードルを出来るだけ低くするため、頂戴するお金も最低限にしています。

2021年の秋に最初の練習会を開いて、次に行う8月の練習会で15回目になります。ありがたいことに練習会自体は好評で、参加者の延べ人数は100人を超えました。

ですが練習会での課題も出てきました。3~4時間を参加者の人数で割るとどうしても一人あたりの時間が少なくなってしまい、アドバイスが十分にはできないことです。

簡単な技を教えるだけならそれでもOKですが、難しい技を教えたり、しみついた悪い癖に対して適切にアドバイスをするには時間が足りなくなることが多いです。演技に対しての指導となれば、演技を見せてもらってフィードバックをしてまた見せてもらって、、、といった繰り返しが必要になり、時間が足りなくなります。

そこで出張講師となる訳です。ようやく冒頭の話まできました。

■出張講師でやっていること

出張講師では主に練習中の技を見せてもらい、その場で改善できるものはアドバイスをし、時間がかかる技はレッスンの後にどのように練習をすればよいかアドバイスをしています。

決して少なくないお金をいただいてレッスンをしているので、工藤もアドバイスの内容については一層真剣に考えて指導しています。まだまだ始めたばかりですが、レッスンの前後で上達しているのが明らかにわかるので、いつも一安心しながら帰路についています。

少しずつですがこういった活動を広げられたらと思っています。

■この後の展望、解決したいこと

ディアボロ(あるいはジャグリング全体)の界隈における技術継承や指導の体制、新規参入者の入口についてなど、まだまだ課題が多いと感じています。後進に対してディアボロを教える行いは、多くは大学や地域に根付いたジャグリングサークルで行われていますが、必ずしもディアボロを教えられる人が常にいるわけではなく、先人の知恵や技のコツは失われることがほとんどです。

熱心なプレイヤーはTwitterやYouTubeにそういったコツなどを残していますが、ディアボロの全ての技や技術に対してコンテンツが足りているとはまだまだ言えない状況です。また動画などのコンテンツがあっても、上手く理解できず途方にくれる人やモチベーションが切れてしまう人も多いでしょう。

こういった課題を解決するための一歩として、出張講師を続けていけたらと思っています。出張講師の次はディアボロ教室かな。頑張っていきます。

良くなる方向へ少しずつ動かしつつ、ディアボロの面白い演技が増えて工藤が楽しめるように活動していきたいと思います。

■おわりに

まだプロフィール記事をみていない人はぜひみてください。くどうの人となりがわかります。記事へのスキもよろしくね。

SNSはだいたい下記の通り。もしアカウントを持っていたらフォローしてくれると喜びます
Twitter(出演告知、練習会の案内、その他雑多なつぶやき)
Instagram(工藤ができるようになったディアボロの技を動画でアップ)
YouTube(演技の動画、練習の動画、企画の動画をアップ)
TikTok(尺の短いショート動画をアップ)

いま観ているアニメはワンピース469話。白ひげと海軍の戦争の真っ最中です。当時の週刊誌で毎週読んでいたところですが、アニメで観るとまた違う趣があります。アニメはちょっと回想多めですが。
にしても白ひげは強いしかっこいいです。あんな親分になりたい。

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