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ななじうよんにちめ(しろぽすと)

つい最近、白ポストを意識するようになった。
どうやら白ポストの撮影を趣味とされる方がいて、間接的に高松の白ポストの所在地を聞かれたことから始まる。
今やその存在すら忘れられているであろう白ポスト。子供の頃はエロ本ポストとと呼んでいたはずだが、そういや地元のクソ田舎でもそんなポストあったなあと思い出すが、今となってはそれをどこで見たのかは思い出せない。
そんな感じで高松に住んでいても確かどっかで白ポスト見たなあ…とぼんやりするものの、それがどこにあったかまでは思い出せない。要は意識してないのだ。

子供の頃は白く凛としたポストには似つかわしくない「悪書追放」という強い文言が余計に子供心を掴んで離さなかった。
「あそこには兄貴の部屋にも置いてない今まで見たこともないエロ本が絶対あるんや」
一回り歳の離れた兄貴の部屋に忍び込んでエロ本を読み漁っていた小学生の毒松少年が驚異的な洞察力を発揮するのはエロが絡んだ時であると言うのは今の毒松中年に連なる。
だが、田舎育ちの限界か。ポストをぶっ壊して中のエロ本を漁るとかアーバンな悪行に手を染める勇気はなく、自分にとっての白ポストは今の今までパンドラの箱であった。パンドラの箱を壊して開けるという田舎少年にとっての災いを呼びかねない行為の向こう側に「エロ本」という希望があったとしても、そのリスクを犯すのと兄貴の部屋に忍び込むリスクを天秤にかければ低知能で名を馳せたワタクシでも自ずと答えは導き出せたのだ。

ピョピョッとインターネッツで「高松 白ポスト」で検索するとその所在地はすぐに現れた。

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白ポストによる有害図書等回収状況で
【令和元年度は、有害図書462点、不用図書330点、有害DVD等2,374点、その他149点の合計3,315点を回収し、前年度に比べ366点の減少となっています。年々、有害DVDが増加しており、全体の72%を占めています。】
とあり、令和の時代になってもまだその使用目的は果たされているのが驚きだ。裏を返せば令和になってもエロ本やエロDVDが「有害」とされ続けているのだ。

とりあえず近場の高松駅前

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中央公園南東

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競輪場をチェック。

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今まで何百回とチャリで通った道なのに、意識してないとその存在すら認識していないことがよくわかる。
こうやって今まで意識してなかったものが見えてくると、また違った面白みも出てきた。もしかすると今ではなかなかお目にかかれない「裏本」に出会えるかもしれないから、子供の頃に叶えられなかったアーバンな白ポスト荒らしでもしようかな。(ダメ!絶対!)

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