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214日目(耀きかな学生アベック)

昨日の飲酒のせいか朝から下痢腹に苦しみながら仕事終わりに街中をチャリで流していた。
ちょうど、どの高校も下校ラッシュのようで色々な制服の高校生男子や女学生が帰宅の途についていた。

見るからに陰キャな学生は同じようなカテゴリの同級生とチャリであったり徒歩であったり一緒に帰っていたが、嗚呼自分も高校生の時は部活をドロップアウトしてからはこんな感じで帰っていたなあ。独りで。
小僧寿しのバイトがある日は地元の駅に着いてバイト先へ直行。帰りに廃棄品の錦糸巻きにありつけることだけを願ってバックヤードで寿司を握っていた。毎日ちんぼを握った手で。(もちろん手洗い必須)

そんなことをフラッシュバックのような白昼夢のような朧げな記憶がぶり返し、ハッと気がつけば瓦町フラッグの裏側を通っていた。
瓦町フラッグの裏側は学生たちの憩いの場であるのだと、高松に住み出して気がついたのは仄暗い東讃で学生生活を過ごしたせいだと思うのだ。
女学生数人でキャッキャしているグループを通り過ぎると、マスク越しからでもわかる美男美女アベックに出くわしたのだ。
ほんの一瞬、たった一瞬すれ違っただけであったがキン肉マンのフェイスフラッシュよろしく独身下流中年ドカタを包み込んだ。
本来のフェイスフラッシュならドブ川を清流に変えるほどの奇跡を起こすが、荒きった独身下流中年ドカタにとっては眩しすぎてより一層その心を荒ませた。

おそらく校内でもハイカーストであろうその学生アベックはアメリカのスクールカースト言えばJOCKとQUEEN BEEであろう。
学生時代はNERDど真ん中で、QUEEN BEEのおまんこを想像しながらセンヅリをこき、JOCKが興味ないであろうマーダーケースブックやGONを読み耽ってホラー映画を貪るように見て、せめてもの優越感に浸っていた僕にとっては、今現在でも美男美女のアベックが存在し、お互いのちんぼやまんこを舐め合ってるのだと思うと、今まで44年生きてきた人生よりも僅か15〜7年の人生の方が遥かに濃密なものだと思ってしまうのだ。

だがな、美男美女の学生アベックよ。
貴様らが到達していない領域に俺は達しているのだ。


実家を類焼で全焼してねーのにデカいツラしてフェイスフラッシュするんじゃねぇーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

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