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ろくじうよんにちめ(ぜんつうじのぴっくあっぷ)

トゥイッターを見ていると、あつみょんさんのツイットで猛烈に懐かしみを感じる記事に出会った。

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この記事はトリプルファイヤー吉田さんが書いた記事で、つい最近まで間接的に名前は聞くもののトリプルファイヤー吉田さんがどういった人物なのか知らなかったが、よく聴くラジオのアトロクで自身の著書の宣伝で出演した時に初めて知った。

ラジオではなかなか取っ付きにくそうでセンシティブそうな人だなあと言った印象だったけど、聞けば出身は香川県ということだった。
そして今回目についたトリプルファイヤー吉田さんが書いた記事がこちら。

善通寺駅前にあったPICK UPの名前が全国的な記事で目にするとはよもや思うまい。
吉田さんは僕より10歳くらい下の世代で、この記事に書かれているPICK UPはまさに自衛隊時代の自分が通っていた頃とかぶってる部分がある。もちろん末期も。
記事に書かれている善通寺市民会館での講義は存在は知っていたけど一度も行ったことはなかった。
ただ、高校を卒業して自衛隊に入隊して、除隊するまでの8年間はその時期にもよるけどPICK UPにはお世話になりっぱなしだった。

自衛隊に入隊した頃、高校時代METAL一色だった僕はラジオでBAD RELIGIONの「AMERICAN JESUS」を聴いてからというものMETALへの興味は失せ、時代はメロコア全盛期でそちらの方に一気に傾倒していった。
九州出身の同期でエピタフ系列が好きな奴がいて色々教えてもらったり、古着屋の店内BGMで流れている曲を店員に聞いてNO FUN AT ALLとかNO USE FOR A NAMEとか教えてもらったりもした。
そんな中で、実家に帰った際に中学高校時代に集めたヴィジュアル系やMETALのCDを片っぱしから売りに行ったのがPICK UPだった。
まだその頃は初期ヴィジュアル系のアルバムは高値で買ってもらえて、中には一枚二千円くらいで買い取ってくれたものもあるほど。
けっこうな額になったけど、それもすぐメロコアやミクスチャーのCDを買うのに溶かしていた。売った側からその店で別のジャンルを買うんだから当時のPICK UPがどれだけ善通寺という自衛隊の街で異質だったかわかってもらえるだろう。
自衛隊を辞めた後もちょくちょく通ったり、自分がバンドをするようになってゴッチャンから預かったMASTERPEACEの「CHASE THE IDEAL MYSELF」を委託しに持っていったりもした。

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吉田さんの記事にも書かれてる通り、PICK UPはある時期を境にメタルやハードコアやパンクのCDがバックヤードに引っ込められ、ヒップホップやレゲエやテクノなんかが店を占拠し始めた。
それでもたまに行ってみたりもしたけど、そのうち知らぬ間にPICK UPは閉店していた。

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記事にある漢のこのアルバムもPICK UPで見たのをよく覚えている。
「自分の顔にけっこう似てるなあ」なんて思いながら手に取ったのを覚えてる。
よくよく考えたらPICK UPで最後に買ったCDはMSCの「新宿 STREET LIFE」だったかもしれない。

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たぶん松山に行く途中に善通寺に寄ってこのアルバムを買って聴きながら松山に向かってたはず。

ともあれ、ふと出会った記事でけっこう記憶の扉が開いた気がする。

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