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ステイホームで煮詰まった頭をリフレッシュ:三鷹天命反転住宅
毎日満員電車に揺られる生活から一転、コロナで完全在宅に。いくらインドア派の自分も、さすがに家に飽きた。
そんな際にネットで見かけたこちら↓
芸術家/建築家の荒川修作さんとマドリン・ギンズさんにより2005年に建てられた三鷹天命反転住宅。『WE HAVE DECIDED NOT TO DIE』から推察するに、お二方のテーマは脳みそをたくさん刺激して死にゆく運命に争う、といった感じなのでしょうか。
3歳の頃に好きな色を問われ「色とりどり」と答えていた私は行かざるを得ない。以降、体験した感想です。
入室して早々、床の凹みに足を取られギョッとしました。
床があえて凸凹・高低差ありで、熱い飲み物を持った移動は真顔になりました。
小さい頃、心配性の親が私がコケないように常に気をつけてくれており、大人になってからスノボ中に何もない平地でコケて脳震盪を起こし救急搬送されたことがあります。
日々ちょっとした「危険」で身体を刺激しておくことで、かえってより元気に長生きできたら嬉しいです。
在宅が増えた今日この頃、想定外のことに触れる機会がめっきり減りました。ストレスが減ったといえばそうなのかもしれませんが、何となく気が滅入る最近の感じは、単調があまりに続いていることが影響していたのかもしれません。
思えば今回の訪問、到着早々受付が見つけられず想定外でした(門を入って1階の左側、株式会社コーデノロジストさんのお部屋です)。うろうろオロオロしている所を係の方に見つけて頂き、変な声をあげてしまい申し訳なかったと同時に有り難かったです。
ちなみに床のこぶは土踏まずにちょうどフィットするサイズ感になっており、昔ジムで習った、テニスボールを踏み踏みして足裏を刺激する運動を想起させました。
私の一番のお気に入りは黄色い球の空間。
音が響いて楽しい!鼻歌でもめっちゃ上手く聞こえる!
全然上手く撮れなかったため、是非直接体験いただきたいです。
そのほか色・床の質感が落ち着く部屋、レンガタッチの床のキッチンなど、集合住宅の一室にいるのに敷居を跨ぐたびにお出かけをしている気分になりました。
ワンショットに何個の色・質感を納められるかチャレンジを一人で勝手にやりました。
数時間お部屋の中に居た「だけ」にも関わらず、妙に元気になりました。天命は無事反転できたのでしょうか。
帰り道の景色は何でも新鮮に感じられ、小石も何だかアーティスティックに見えました。
ご興味のある方、ぜひお試しあれ。
(おまけ)
床に寝るとちょうど良い高さに電気のスイッチがあるのが便利だなと思いました。