見出し画像

【必見】Pixar現役アニメーターが語る!DHU夏のオープンキャンパス2022Day1会場レポート。

2022年7月17日。猛暑日となったこの日、デジタルハリウッド大学(DHU)では「夏のオープンキャンパス2022day1」が開催されました。

春・初夏・夏・秋と季節ごとに異なるコンセプトでオープンキャンパスを行っているDHU。そのなかでも、夏のオープンキャンパスは最大規模。今年も前々日あたりから大掛かりな準備が行われていました。

今回のnoteでは当日の会場や特別講演、体験授業の様子を中心にお伝えします!

※夏のオープンキャンパス2022DAY2は、8月21日(日)に開催予定。応募多数によりオフライン(来校)受付は終了しましたが、オンライン視聴はまだ受付中です。DHUや現役クリエイターである講師陣の講義に興味のある方は、ぜひお申込みください!
《8月21日のオープンキャンパスのオンライン参加予約はこちらから!》


会場につくとそこは……サーカス!?

DHU取材班がオープンキャンパス会場である駿河台キャンパスに到着すると、すでに会場は大盛況。多くの来場者の方が列を作っていました。

華やかな会場。いくつもの風船があしらわれ、赤と青のカーペットが来場者を入口まで導きます。

夏のオープンキャンパスの特徴となるのが「コンセプト」。2020年は「デジタルジャングルウォーク」、2021年は「夏祭り/奇祭」と、年度ごとにコンセプトを設けることで、大学説明会というよりは文化祭のような雰囲気を漂わせています。

さて、2022年のコンセプトは「サーカス」。受付で配られるパンフレットにはこう書かれています。

あなたが足を踏み入れたこのキャンパス=サーカスは、あなたの人生をエンターテイメントに変えるはじまりの場所です。
ようこそ、デジタルハリウッド大学へ。

会場に入ると、大型のプロジェクションマッピングで会場案内と演目の説明が行われていました。説明を受けたらさっそく会場を回っていきましょう!

サーカス団のキャンプサイトを模した学生作品展示ブース「dhuCAMP」。Webサイトやアプリ、アニメ、ゲーム、映画など多種多様な作品が公開されていました。

作品の出来栄えに思わず見入る来場者のみなさん。「レベルの高さに驚いた」「DHUに入学したら、どれだけのものが作れるようになるかの参考になった」という声もありました。

こちらは学生のポートフォリオが設置されていた、DHUの図書館であり資料室でもあるメディアライブラリー。「入試対策でポートフォリオを見にきました」という高校生が多くいらっしゃいました。

メディアライブラリー内には、DHUの在学生が入試や学生生活に関する相談に答えるバーカウンター(提供はソフトドリンクのみ)がオープン! 高校生や保護者の方もリラックスした様子です。

多くの来場者の方を楽しませていたのが『デジハリ横断ウルトラクイズ』。マルバツ問題に正解すると、ピエロから素敵なプレゼントがもらえます。

クイズコーナーを盛り上げていたのはピエロさん(1年の若林さん)。

オープンキャンパス会場を回遊していたVtuberの『境目ハル』さん。メタバース空間からタブレット越しに高校生と交流していました。

こちらは「模擬面接講座」。在学生が面接役となり、本番さながらのオンライン面接を体験できます。開始前は不安そうだった高校生も、先輩のフィードバックを受けて自信がついたのか、晴れやかな顔で帰っていくのが印象的でした。

模擬面接会場の隣では、DHUのサークル「劇団らふる」が入試面接のポイントを演劇でコミカルに解説。「実用的な内容的だった!」など、来場者からも好評でした。

人気はやはり体験授業。PCを使った「演習授業」では、Photoshopを使ったデザイン講座や、ハリウッドでも使われるCGツールのMayaの操作体験を楽しめます。

こちらは講義授業。「進撃の巨人」のイベントプロデュースなどを手掛ける立石謙介先生(株式会社講談社)がゲスト講師として登壇しました。「ビッグコンテンツはなぜ売れるのか」「そこにライツビジネス=著作権はどう関わってくるのか」など、現役プロの教員だからこそできるリアルな話を聞くことができるのもDHUの特徴です。

ライツビジネスや立石先生について詳しく知りたい方はこちら↓

Pixar現役アニメーターによるメイキングセミナー

最後にご紹介するのは、夏のオープンキャンパスの目玉のひとつである特別講義! 講師はPixarの現役アニメーターでデジタルハリウッド卒業生の原島朋幸さんです。

▲原島朋幸さん。カルフォルニアにある自宅から講義を行ってくださいました

『トイ・ストーリー』や『リメンバー・ミー』など有名作品の制作に携わってきた原島朋幸さん。今回の講義では、現在Disney+で公開中の作品、『私ときどきレッサーパンダ』を題材にアニメーションができるまでの過程を解説いただきました。

アニメーションが完成するまでには、ストーリーボード→レイアウト→ブロッキング→アニメーション→ファイナルと複数のデモ映像が作られ、ひとつのシーンを細かく何度も修正していきます。本noteでは実際の講義の映像をお見せするのは難しいのですが、デモを重ねるたびに映像内の細かな表現が洗練されていく様子は、まさに「プロの仕事」。

講義の最後、原島さんは「海外で活躍するために必要なこと」としてこう話します。

大切なのは「正しい場所に正しいときに(Right place, right time)」ということ。「人事を尽くして天命を待つ」に近い意味ですね。Pixarで働いている同僚に話を聞くと、「自分がPixarに入れたのはすごくラッキーだった」と語ります。ただ、ラッキーといっても、彼らはとにかく自分ができることをすべて尽くしている。そういう人にこそチャンスやタイミングがやってくるんです。

たとえば、自分のスマホにポートフォリオを入れておいて、いつどこで採用担当の人に会ってもいいようにしておく。「ポートフォリオある?」と聞かれて、「こちらです」とすぐ渡すのと、「家に帰ってからメールで送りますね」という人では、「いいね!ウチの会社に来ない?」と言われる確率は違います。だから、正しい場所に正しい時にいられるように、あらゆることを準備しておくのが大事なんです。

来場者の声

これにてすべての演目は終了!来場者のみなさんは限られた時間をフルに使って、サーカス会場を回っていました。何名かに感想を聞いてみました。

Aさん(高校3年生)
ポートフォリオを見ているときに、在学生の方がたくさん話しかけてくれて、「〜〜がやりたいんです」と伝えたら、おすすめの教材やゼミを教えてくれたり。一人で来ていたので馴染めるか心配だったのですが、優しい人たちがたくさんいて助かりました。

Bさん(高専生)
在学生の方も教員の方も、みなさん開放的でコミュニケーションが活発に感じました。在学生の方の作品を見て「自分もこういうものが作れるようになりたい」とやる気が出ました。

Bさんのお母様
はじめてDHUのキャンパスに来たのですが、やっぱり最先端の大学だなという印象を受けました。カリキュラムもしっかりと考えられていて、こんな環境で息子が勉強できたら安心だと感じます。

Cさん(高校3年生)
DHUは母に教えてもらってはじめて知りました。今日来てみて思ったのは、本当に「やりたいことをやらせてもらえる環境なんだ」ということ。オープンキャンパスも学生が主体となって作っていると聞いて驚きました。模擬面接を受けて、自分に足りない準備がわかったので、アドバイスを参考に入試に向けて頑張っていきたいと思います。

Cさんのお母様
DHUは有名な大学なので、もとから知っていました。娘が興味ありそうかなと思って教えたら、やりたいことにぴったりだったようで嬉しく思います。必要な準備などがわかったので、来てみて良かったと思います。

在学生や先生の思い

スタッフとして参加したDHU学生にも話を聞いてみました。

白川さん(1年)
正直、準備はめちゃくちゃ大変でした。協力してくれる方がたくさんいたので、失敗できないなという責任があって。ただ、去年高校生として参加していた自分を振り返りながら、「知りたいことはなんだろう?」と考えて必死に作っていきましたね。

模擬面接に参加してくれた高校生が、面接後、すごく晴れやかな顔になったのを見て「やってよかったな」と思いました。最高でした。

相澤さん(1年)
高校生の方に伝えたいのは、DHUは「やりたいことは何でもできる」環境だよっていうことです。ポートフォリオや作品を見て不安になっている方もいたのですが、私もいま初心者から頑張っているところなので、「大丈夫だよ!」と伝えたいですね。

馬場さん(1年)
DHUに興味を持ってくれている方がたくさん来てくださって嬉しかったです。「実践したい人」にとってDHUはおすすめです、きっと楽しいと思います。その一方で、まだ目標や夢が決まっていない人も絶対に楽しめます。楽しむなかで、何か見つけていけるので、安心して入学してください!

烏丸さん(1年)
去年、高校生として参加していたオープンキャンパスに運営側として参加できたのが嬉しいです。今回、高校生のみなさんに伝えたかったのは、DHUで学べることの幅広さ。「好きなことやっちゃえよ!」という校風で、それができる環境なので、そんな魅力が伝わっていればいいなと思います!

立石謙介先生(DHU特任教授)
すごい人が卒業していて、すごい人が先生をしていて「自分は大丈夫かな?」と不安になる人もいるかもしれません。でも、もっと気楽に入ってもらえれば嬉しいですね。

DHUは1学科しかないけれど、入学後選べる選択肢に幅があります。まだ理想が見つからなくても、入ってからいろんな道が選べる学校なんです。なので、気楽に入って学生生活を楽しんでもらえれば、きっと何かが見つかると思います。

あなたにとってエンターテイメントとは?

「あなたにとってエンターテイメントとは?」
note取材班は今回、来場者および在学生のみなさんにこんな質問をしていました。

夏のオープンキャンパス2022のコンセプトは「サーカス」。DHUを志望する高校生・受験生にとって、ここが「人生をエンターテイメントに変えるはじまりの場所」となることを願って、DHUの学生と職員が作り上げていきました。

そんなDHU生や来場者のみなさんにとっての「エンターテイメント」とは?みなさんの回答をご紹介して、今回の会場レポートの最後とさせていただきます。

オープンキャンパスに参加いただいたみなさん、ここまで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました。8月21日(日)のday2もぜひご覧ください!

Q.あなたにとってエンターテイメントとは何ですか?
A.人を楽しませること。形は問わなくて、クリエイターでもそれを支えるクリエイターでも、ほんの小さな作品でも、人を楽しませることができればエンターテイメント。

A.楽しむこと全般。オープンキャンパスだったら、主催者側も楽しんで参加者も楽しんでいる、関わっている人みんなが楽しめるものがエンターテイメントかなと思う。

A.彩りを作ってくれるもの。映画がなかったら暇だし。

A.人を楽しませるもの。最高の暇つぶし

A.おもてなし。作る側も見てきた側も楽しい。好きなことをやって、それが意味のあるものにすることがエンターテイメント。

A.日々疲れているので、隣にあってほしいもの

A.心がドキドキ、ワクワクするもの

A.心が動く瞬間っていうのがエンターテイメントだと思う。世の中すべてのものがエンターテイメントになってほしいと思う

A.エンターテイメントはひらめき。パッとでるもの

A.どれだけ納得いかないものでも、スキルが足りなくても、結局、お客さんや自分たちがめっちゃ楽しいと思えるものがエンターテイメントなのかなと思います。

A.自分が楽しむこと。やっているほうが楽しくないと、それは絶対お客さんに伝わるから。自分がいい、自分が楽しいと思っているものじゃないと、世にだしてはいけない。そういう心構えで僕はやっています。

▼夏のオープンキャンパス2022(Day2は8月21日開催!)

▼OPEN CAMPUS GUIDE

▼Twitter

▼Youtube


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?