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米国株:相場日誌 #162 機関投資家の買いも、方向性に大きな変化はない模様
昨日の米国株取引の結果は、-50.89ドルでした。
2025年2月の成績:
2/3 +802.32
2/4 +103.23
2/5 +204.03
2/6 +1023.22
2/7 +62.01
2/10 +1912.05
2/11 0
2/12 0
2/14 +532.02
2/18 -50.89
合計:+4587.99
2025年の成績:
1月: +3717.08
2024年の成績:
6月: +32.93
7月: +4,280.07
8月: +24,544.79
9月: +5,106.44
10月:+10,174.1
11月: +6,271.90
12月: +1,065.67
合計:+51,475.9
Russell2000は寄り付き後に堅調な推移を見せたものの、セッション中盤で急落。
終了間際の10分では大口の買い注文が入り、反発する展開となりました。
デイトレードにおいては、PUMLのポジションを取得しましたが、相場の急落の影響を受けて損失を被り、マイナスで終えることとなりました。
引けにかけての上昇は機関投資家の買い介入を示唆するものの、相場全体としてはボックス圏での推移が継続している状況に変わりはないと判断しています。
相場の大きな方向性が定まるまでは、中期的な投資判断は控えめとし、デイトレードを軸とした運用方針を維持していく予定です。
相場は、以下のような状況です。
2年国債と10年国債の金利差は、ゼロ以上を維持し(0.21)、逆イールド解消状態は続いていて、長期的には景気減速の兆候が続いていることを示唆。
サーム・ルールの点灯は解除(0.37)されたままで、長期的に景気後退入りするリスクが減少していることを示唆。
長期10年債利回りは比較的高い水準(4.47)で留まっている。
S&Pの株式益回り(Equity Risk Premium)はマイナス値(-0.48%)で、現在は、S&P500が10年債に比べて、魅力的な投資対象ではないことを示唆。
各指標(NASDAQ, S&P, DOW, Russell2000)は、終盤の機関投資家の買いを受けて、全ての指標がプラスで引けて、昨日は全体的に買いが優勢だったことを示唆。
セクター別の株価では、3セクターがマイナス(1セクター前日比同値)、8セクターがプラスで引けて、セクター別でも買いが優勢な相場でした。
VIX(恐怖指数)は、閾値の20以下で推移し(15.52)、昨日は市場不安が強くなかったことを示唆。
CNNのFear & Greed Indexは、「中立(49)」領域に入り、昨日は市場参加者の恐怖感情が低くなったことを示唆。
市場全体のプットとコールの比率は、やや強気(0.76)で、昨日の取引では、投資家がやや強気だったことを示唆。
個別株のプット・コールの比率は、やや強気(0.50)で、昨日の取引では、個別株に対して上昇余地を見込む投資家が多かったことを示唆。
S&P 500 銘柄の市場幅は、200日の移動平均線は60を割り込み続け(58.64)たものの、50日線は50以上を維持し(58.44)、長期的なトレンドは弱気傾向が続いていて、短期では少し上昇の勢いがあることを示唆。
まとめると、これらのデータから、短期的には市場参加者の不安が低くなり、少し上向きの勢いがあり、長期的なトレンドは弱気傾向が続いている状況、とみています。
また、市場参加者にとって、現在のS&Pの価値は債券に比べて魅力が低いため、S&P 500 は投資妙味に乏しい状況です。
今日の相場格言:
成功する投資とは、リスクを回避することではなく、
リスクを管理することだ。
意味:
投資においてリスクを完全に避けることは不可能であり、適切に管理することが成功の鍵
ベン・バーナンキは、2006年から2014年まで米連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めた経済学者です。リーマン・ショック後の金融政策を主導し、量的緩和(QE)などの施策で経済安定に貢献しました。
感想:
長期的な視点でリスク管理を意識することを忘れがちになるため、この格言を心に留めておきたいと思います。
本日は以上です。
それでは皆さん、良い一日をお過ごしください!