今日聴きたいこの1曲【avalon:roxy music】


以前にもroxy musicのjust like youを紹介したときに書きましたが、中学生の時にブライアン・フェリーの「slave to love」を初めて聴いて以来、ブライアン・フェリーの魅力にどっぷりとはまってます。「slave to love」が収録されているフェリーのソロアルバム「boys & girls」の購入から始まり、roxy musicのアルバムを遡って購入していきました。初めて買ったroxyのアルバムが「manifesto」で、その次に買ったアルバムが「avalon」でした。「Avalon」はロキシーの最高傑作であるだけでなく、80年代洋楽アルバムの中でも傑作と呼ぶに相応しいアルバムだと思います。もちろん、私が聴いた80年代のアルバムの数なんてたかがしれてるでしょうし、評論家的な視点も知識もありませんので、説得力は皆無ですが…。
このアルバムは大音量で、ヘッドフォンで聴いて欲しいと思います。1曲目の「more than this」のギターのイントロから、B面ラストの「tara」の波の音がフェードアウトしていく音まで、とにかく無駄な音が無いと思いますし、聴けば聴くほど、曲、詩、演奏、アレンジ、ミックス全てにおいておさまるべきところに全てがおさまっている感じ、要は「完璧」と思える空間が広がっています。
そんな中でタイトルトラックの「avalon」は、シンプルで短めな曲なんですが、イントロのアレンジからエンディングに向かってのヤニックエティエンスの神スキャットまで、とにかく心地よい空間が味わえます。曲としては「to turn you on」や「true to life」の方が完成度が高いと思いますが、「avalon」はずっとループして聴いていたくなるような、不思議な高揚感があります。
たぶん、ここがブライアン・フェリーの最高到達点なんじゃないかな、と思います。
中学生の時に初めてこのアルバムに出会ってから、毎年年越しにはこのアルバムをヘッドフォンで聴いています…


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