今日聴きたいこの1曲【A Little Knowledge:Scritti Politti】

名作『Cupid & Psyche 85』に収録されている曲の中で、恐らく1番地味な曲です。でもね、なんかたま〜に聴きたくなる、中毒性のある曲なんですよね。初期の曲「The "Sweetest Girl"」をもっと口あたり良くした感じの曲なんですが、どことなく色気がある感じ…
なんとなく、80年代中盤のプリンスっぽい感じもするかな。。。
スクリッテイを初めて知ったのはMTVで「Perfect Way」のMVを観たときでした。当時はデュランデュランのジョン・テイラーやニック・ローズなど、化粧した美青年がもてはやされていましたが、スクリッテイのヴォーカル、グリーンも負けず劣らずの美青年でした。もちろん、見た目だけでなく、今ではシンセポップの歴史的名盤扱いされていますが、ポップでありながら、ソウル、ヒップホップ、レゲエ、ジャズなんかのテイストも取り入れたちょっと知的なフレーバーの楽曲や歌詞も、中学生には新しい衝撃でした。
プロデュースも初期ホール&オーツや、アレサ・フランクリンのプロデュースを担当したアリフ…マーディンです。そもそもこのアルバムには他にも「Wood Beez」「The Word Girl」、「Absolute」、「Hypnotize」など、名曲目白押しで、80年代という括りを外して、洋楽の歴史の中でも上位に入る名盤かと思います。なんと、パーフェクトウェイはマイルス・デイビスもカバーしてます!
ちなみに次作収録のシングル「Oh Patti (Don't Feel Sorry For Loverboy)」にはマイルスも参加してます!
「A Little Knowledge」は、暗い部屋の中で聴いて欲しい一曲です。


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