旅の思い出:ザルツブルクのおばあさん
初めてバックパックを背負ってヨーロッパを一周していた時、ミュンヘンで雨に濡れてびしょ濡れになったまま夜行列車に乗ったせいで風邪を引いてしまい、ザルツブルクに着いた時には熱と疲れで結構酷い状態になっていたので、ドミトリーに泊まらず、ちょっと居心地のいいホテルのふかふかのベッドでぐっすり寝て、いいレストランで栄養のつきそうなランチを食べたらかなり元気になったので、観光に出ようかと街の通りを歩いていたら、いきなりおばあさんに腕を掴まれました…
びっくりしておばあさんの顔を見たら、おばあさんは割と真剣な顔で、僕に何かを訴えてきます。。。たぶんドイツ語で、何を言ってるかよくわからなかったんだけど、しばらく聞いていると、どうも「あなたは絶対にミラベル宮殿に行きなさい」と言っているようで、なぜおばあさんがそう言うのかはわからなかったけど、笑顔で「ok,thank you」と言うと、ようやく手を離してくれました。。。
なぜ彼女が僕を捕まえて、なぜミラベル宮殿に行くように熱心にすすめてきたかは謎なんだけど、宮殿と庭園はすごく静かできれいで、おかげで(?)すっかり元気になりました…
不思議な体験でした。。。