マイルドヤンキーとして生きていっていいのか

結構いろんなとこで「マイルドヤンキー」という言葉が幸福の議論で出てくる気がします。

マイルドヤンキーの意味をWikipediaで調べると、芝山さんによれば以下のような特徴が見られるそうです。

・生まれ育った地元指向が非常に強い(パラサイト率も高い)
・郊外や地方都市に在住(車社会)
・内向的で、上昇指向が低い(非常に保守的)
・低学歴で低収入
・ITへの関心やスキルが低い
・遠出を嫌い、生活も遊びも地元で済ませたい
・近くにあって、なんでも揃うイオンSCは夢の国
・小中学時代からの友人たちと「永遠に続く日常」を夢見る
・できちゃった結婚比率も高く、子供にキラキラネームをつける傾向
・喫煙率や飲酒率が高い

個人的には、都心部で「マイルドヤンキー」化が非常に進んだのがコロナ禍の数年だったと思います。しかもそれはむしろ高学歴で、電車しか使わない、比較的健康的な生活を送っている層に見られた現象です。
エリートであるが故にに日本にこの先の未来がないことを早くに悟り、貯蓄に励む。休日はジムに行ったり近場で散歩をするか、家で読書かネトフリ。堕ちゆく日本で、グローバル人材になるべく戦ったところで勝ち目はないわけです。中国人には母数で負けているし、どの国よりも英語ができないし、中途半端に働き方改革が進みスキルも身に付いていかない。どうせ勝てないのだから、定時に帰って、自分と大切な家族や仲間数人との時間を大切にしよう。こんな思考回路です。コロナによって価値観や人間関係を整理した結果、「自分に世界は変えられないんだ、じゃあせめて実りある個人の人生を形作っていこう」と。

私もそう決意した独りですが、本当にこれでいいのかなと思うことはあります。それなりに高度な教育を受けてきたものとしてノーブレスオブリージュがくすぐられなくもないですが、やはりしんどいのです。自分で精一杯です。競争も懲り懲り。

自分に勝つ、そのために目標は持つべきだろうか。うん、わからん、迷走中です笑