水
哲学者タレスは、言う
「万物の根源は、水である。」
また、人は、水なしでは三日で死ぬらしい。
それだけ、水は欠かせない存在なのだ。
この日本は、島国で山が多く、とても水に恵まれた国だ。僕が生まれたドイツは、水に恵まれていない。国の一部しか海に面していなく、水が貴重。レストランでは水は頼まないと出てこないし、ビールの方が安い。しかも、でてくるのは炭酸水。砂漠帯の国は、もっと貴重だろう。
世界の国で、蛇口からでる水を飲める国は、何ヵ国知っているだろうか?
答えは、およそ200ある中の15ヶ国だ。アジアに関しては、日本とUAEの2ヶ国だけなのだ。
水が飲める環境は、当たり前ではない。アフリカのある地域は、水辺に水をとりに行くことで1日が終わるような地域もある。その水辺は、動物たちも使い、決して綺麗とは言えない。
その中でも、我ら日本は、水先進国だ。
日本の水質基準は、計50項目ほどある。ミネラルウォーターより厳しい。そして、水道水は、1Lは、およそ0.2円。無料といってもいいほどに安価。そして、どこでも飲める。日本で水が飲めなくて死ぬ人はいないだろう。僕たちの生活には、安全な水は当たり前なのだ。この水は、決して当たり前ではないのに。
僕らは、常にある良いものを当たり前化してしまう。
例えば、彼女や平和、家族、生活、勉強できる環境。そして、キリストの十字架も。これらは決して当たり前ではない。
水を飲むたびに、「当たり前」を「変わらずある価値ある存在」と捉え直していきたい。
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