ドラクエパーティー理論をスタートアップ企業のフェーズごとの採用に当てはめる。
※ドラクエを知っている前提で書いてます。
※スタートアップはIT企業を想定しています。
パーティーの人数が2人の場合
すべての項目をカバーするのは無理。
戦士+戦士で2人。
それぞれが一体ずつ攻撃し、敵を倒して行く。
そして、それぞれにやくそうを持たせるようにして回復役も担えるようにする。
回復なんてやったことないよぉーなんて言ってる暇はない。回復しなければ待つのは死。死なのだ。
ちょっと待てちょっと待てお兄さん!戦士と魔法使いにして単体攻撃枠と範囲攻撃枠を分担しないときつくない!?
と、あなたは思うかもしれない。
きついし時間がかかるのは間違いない。
しかし、この構成だと防御面で脆い魔法使いを戦士が薬草で一方的にフォローしたり、魔法使いが薬草に必死で攻撃する暇がないという状況に陥ってしまうので、結果的にかかる時間はこちらの方が多いと思う。
選択としてはなくはない程度だが、それならいっそライアンとホイミのごとく戦士+僧侶で行った方がまだマシ。
まずは2人に求められるのは体力。
例外は魔法使いが全てをなぎ払えるツワモノの場合だけだ。その場合は魔法使い+回復と魔法が効かない相手を倒せる戦士でいい。
パーティーの人数が3人の場合
例外を除けば、3人になった時にようやく役割分担が生まれる。
戦士+戦士 or 戦士+魔法使いでアタッカー2枚を確保して、余ったスペースに回復薬として僧侶を入れることができる。
最初の2人パーティーの時にいなかったタイプの人を組み込んで補完。
これにより戦士と魔法使いは存分に攻撃をすることができる。
パーティーの人数が4人の場合
ここまで来て初めてピーキーな人を入れることができる。
ピーキー(peaky)とは自動車などのエンジン、ハンドリング、タイヤ特性を表現する形容詞の一つで、指し示す対象によって具体的な意味は異なるが、「挙動が神経質であり、ある限定的な範囲では非常に高い性能を発揮するが、その範囲外の場合は操縦性が低い」という点で共通する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ピーキー ← 引用元
ドラクエでいうと、商人や盗賊や遊び人のようなポジションのこと。
↑盗賊兼商人兼遊び人のおっさん。
戦士+魔法使い+僧侶で戦闘を回せるからこそ、
「この遊び人、遊んでばっかりだけど、将来賢者になるから我慢」とか、「盗賊にしか使えないスキル技があるから戦闘面で劣っててもパーティーin」ということができるのである。
スタートアップの企業でも同じではないか?
2人パーティー時は3人以下の会社まで。
3人パーティーは10人以下の会社。
4人パーティーはそれ以上くらいの時期なのかなと思っています。
2人パーティーの時は創業メンバーだけの時期。
3人は中途採用で補完する時期。
4人は新卒採用を開始したり、尖った中途を集め出す時期だと言い換えることができる。
つまり新卒採用の時期に即戦力を求めるのは少しずれていて、3人パーティーの時期に尖った中途を採用するのはちょっと違うということ。
採用関連の仕事をしていた時や、自分のいた会社の採用を見て思ったことを書くとこんなかな。
ではまた。
だーまでした。
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