すべての道は仏教に通ず【#004 ヒヨドリ】
ヒヨドリ
大きな寒緋桜に、多くのヒヨドリが戯れている様に出くわした。ツガイのようなものもいれば、単独のものもいる。総数は、ザッと15羽くらい。これらが、一斉に鳴きだした。
こんなこと言っていいのか分からないが、ほぼ騒音である。たまに聴く分にはうるさくてもよいが、これがしょっちゅうとなると耳障りである。
また、このヒヨドリたちは丹精込めて育てた作物を根こそぎ食べてしまう。一度そこが餌場だと認識したら、彼らは食事を取るために毎日そこに訪れる。
病後など、自分の心を癒すために大事にお花を育てたり、作物を育てたりした成果物をヒヨドリは根こそぎ食べてしまうのである。「心を癒す」ために育てた植物を食べられてしまい心穏やかにいられないとは、なんとも理不尽な話である。
仮想敵鳥という考え方
元々、庭先に鳥が入ってくると、「トリ込む」と言って縁起が良いとされたのは、一体いつの話しであろうか。彼らの鳴き声とあの食欲を目の当たりにすれば、誰もそんな風には感じないと思うのだが。。。
でも、ヒヨドリのおかげで良くなったこともある。それは「夫婦関係」である。夫婦の間にヒヨドリという共通の敵ができ、そのヒヨドリをテーマとして毎日話が盛り上がる。「焼き鳥にして食べてしまいたいよね」などと口にしつつも、内心ヒヨドリには感謝する毎日である。「ヒヨ対効果」が高いです。
おあとがよろしいようで、、、
ごめんなさい。仏教バイアスをかけられませんでした。。。(笑)