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患者指名率90%以上の歯科衛生士が教える誰でもできる「説明」のコツ
患者さまへの事前の説明、おこなっていますか?
わたしたちは日々変わるその患者さんの口腔内をみて
状態や治療法、病因論など様々なことをお伝えする必要があります。
そして特に初診時や口腔内診査の説明はマストです。
患者さんは自分の口腔内になにかしらの変化を感じたり、受診の必要性を感じて足を運んでいます。
その際に、説明が不足していたら?
あのクリニックは何も教えてくれなかったと、なり
クレームの原因に。
またリピートにもなりません。
私たちは医療を提供します。
しかしそれはあくまでも患者さんが来院する前提のおはなしです。
初診をみること以外にその初診患者さまがリピーターになるかどうかです。
要は継続して来院してくださるかどうか。です。
継続して来院していただけるからこそ私たちは様々なことが
患者さんにできるのです。
そのためには患者さんとの信頼関係を築くことが重要です。
信頼関係を築くためには「説明」は必要不可欠です。
前の投稿でもお伝えしたとおり、私は患者さんへの説明、対話を重視しています。
この説明のステップをとばしてしまうと
患者さん主体ではなく、こちら主体の治療になってしまいかねません。
本来、歯周病や虫歯というのは生活習慣に紐づいている疾患であり、患者さんの協力とそれに伴う行動変容などが治療成功のキーポイントであり、
セルフケア無くして治療の成功なし、ですよね。
ですので患者さんが納得して「やらなければ」と思うこと、「やったら自分にメリットがあるんだ」と感じるような、気づきになるような説明をする必要があると考えます。
患者さん自ら行動しなければ!と感じるようにお伝えすること。
あくまでも自発的に、です。
若手の歯科衛生士さんたちはこの「説明」、
けっこうニガテな人も多いのではないでしょうか?
頭では分かっているけどどうやって伝えたらいい?
説明しながら何を伝えたかったか分からなくなる
結局何が言いたいのか話がまとまらなくなる
説明している途中に患者さんが飽き始める
こういったパターン、あるあるです。
私も実は最初は説明がニガテでした。
ニガテだったのでたくさんシュミレーションして克服していきました。
そんな私がお伝えする内容なので、明日から実践できる即時性のある内容です!
私たちはチェアタイムの30分や1時間といった比較的短い時間のなかで、患者さんからの信頼を得る必要があります。
ですのでひとつ前の投稿の内容が意識できるかというところも、とても重要です。
そちらをぜひ読んでみた上で、こちらを読んでみてください。
より理解していただけるはずです。
今回は、説明時のコツ(口腔内診査をおこなうにあたり編)
♦︎そもそも検査はなぜ行うのか?
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初診時の検査がなぜ必要なのか説明できていますか?
検査が必要な理由...
今、現在のお口の中の状態がわからなければ
その患者さんに何が起きていて何が必要なのかを確認することができません。
なにが必要なのか、何が起きているのか、をまず把握することが治療を受ける上でまずもっとも大切です。
そして何よりも治療する状態に至った根本的な原因を調べることで、
今後治療を繰り返さない口腔内にしていく、
予防していくことができるわけです。
原因除去や疾患に至った理由や患者背景など様々な情報が資料として重要であり、
治療して治して予防していくには口腔内診査が重要であるということを
患者さんに想いを持ってお伝えすること、
それがとても重要です。
上記を患者さんのキャラクターやテンションに合わせてお伝えします。
※これを心理学的にいうと「ペーシング」といいます。
♦︎口腔内写真が必要な理由は?
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口腔内写真を撮る理由は?
→レントゲンでは確認できない歯の形や歯並び、傾き、補綴物の状態、
歯肉や粘膜の状態を経年的に記録しておくためのツールの一つです。
文字や数字で記録できない口腔内を記録していくことを伝えます。
データとしてとっておくことで、治療前後の比較をすることができます。
私が臨床でよく使っているフレーズ
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