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移民受け入れ問題は歯科医療にどう影響を及ぼすだろうか

★この記事は約12分で読めます。

記事を読んでいただく前にお話しさせていただきますが、差別的な意味で投稿しておりません。

国際歯科衛生士として、更にそういった仕事に携わる身として、時に多くの意見を求められてきました。

そういった立場の中でどう国際化していく日本歯科医寮に向き合うかを書いております。


お久しぶりです^^
だいぶ月日が経ってしましたので、まずは私の近況から軽くお話をして
本題へ進めさせていただけたらと思います。

今回は鍵がない記事になりますので、ぜひ皆様のご意見もコメント欄からいただけますと幸いです!

では参りましょう。




筆者の近況


2年のオーストラリア生活を終え、日本に帰国いたしました!
オーストラリアに行く前から私は物事をパキッという性格だったと思いましたが


『さらにパワーアップして帰ってきたね、、(^O^)』


と言われます笑

いい意味、、、?なんでしょうか?(苦)



帰国後、2日後くらいには働いておりました!
はい!日々特急列車に乗って生きております。


国際歯科を2件契約させていただいておりまして、現在は仕事中は90%近く英語を使用しております。


実はオーストラリアで勤務していた時は、周りがネイティブな中一人留学生は私だけだったわけで、日々勉強でした。



そのため、苦しくもなりましたし自信も失う時もありました^^
今思えばそれが健全な生理的反応ですよね。
ただ私は諦めることも、弱音を吐くこともありませんでした!

それはなぜか、、。


言葉は全て叶うからです。

言った言葉、口に出した瞬間に人はそこに沿った行動をしていくものです。


日々家で泣こうが、失敗しようが、


今日のこの悔しさ、1年後経験談として人に話すときが来る


そう思って歯を食いしばって生きてきた。




それがきっと実になったのでしょうね。


今は誰より自信を持って対応していますし、たくさん日本の歯科知識を日本で頑張る外国人たちに貢献したくてたくさんお伝えしています!


OHI(Oral Hygiene Instruction 口腔衛生に関する指導で、要は歯ブラシやフロスのやり方、重要性をってお伝えしている、アレです)
って、とても難しいと思うんです。


さらに外国人たちに教えていると、

「僕の国ではこういうことしていて
それを10年は続けているんだ!
君の教えていることは真逆じゃないか?」


なんて反論は日常デフォルトであります。




ここで怯む方、いると思うんですけど聞いてください。


ちゃんと真摯に思いを伝えていただいて大丈夫です。




なぜこうするのが正しいのか、理論立ててお話ししてみてください。

私はこの理論立て、大好き!笑



必ず理解してくれますし、理解してくださるとあなたの大ファンになってくださいます。


もちろん彼らの考え方、否定はしないでね^ ^




そんな話は置いておいて、、


本題に戻しましょう。

外国人を担当させていただきながら、私は今会社設立のために奮闘しております。



ふわふわと安直に思ったわけではなく、


私には生きていく中で信念や考えのコアが深まってきて、それを形にしたいと思っていたからです。


これに関しても帰国後1ヶ月でマーケティング講座へ入り、
そこから1ヶ月以内に事業へ持っていきました。




そこで直面した問題たち


私の20代後半から今にかけての人生のテーマは”国際”です。

20代後半はタイに移住をしておりまして、コロナを機に日本へ帰国。
そこからこのまま受け身でいてはいけないと思い、オーストラリアへ留学。


オーストラリア留学では通常、遊びの中で働く経験をする
というのが一般的かもしれませんが

私の目的は海外の歯科で実際に働いて研鑽すること。



オーストラリア移住後、すぐに職のアプライを出し、ほぼ全ての職場から
うちに来てほしい!
という状況で、クリニックを選んだ状態でした。


そこから2年間、毎日働いていましたがとても勉強になって楽しかったです!


インスタグラムで発信もし続けていたので、私に対し、烏滸がましながら
憧れを抱いていただいて、実際に来てくださる方も何名かいらっしゃいました。



悲しい報告に自分の発信してきたことを見直す


そんな中、やっぱり海外で働くために避けて通れないのが
仕事の面接です。


ここに受からないと経験すらさせてもらえない。


せっかく行動に移してきてくださったのに、何も力になれない自分が非常に無力に感じられました。



日本の歯科医療従事者の国際化


今までインスタグラムでは歯科英語を発信してきましたが
果たして勉強して終われる問題なのか、

深刻に日本のグローバル化がかなりのスピードで進められている中
じゃあ英語を話せるようになろうね!
だけでいいのか。
それって結局、受け身なんじゃないか?



勿論、それは第一ステップで重要なんです!(わかって欲しいのは、否定してないのです泣)

でも、じゃあ私が同じことして、私が心から思っていることは叶うのか。


自分が20後半からやってきたこと、その発信に対して賛同してくださっている方に対してその考えって失礼なんじゃないか?


そう思い、新事業に向けて全身全霊動いている次第でございます。



とはいえ、事業内容発表はまだ先になります


煽っといてすみません😂

ですが、私の軸にある『国際力』において考えなければならない問題はいくつも存在します。


【本題】日本における外国人の移民、労働者に関する考え方


ようやく本題です。

今現在私は日本に活動の拠点を移しているわけですが、この日本で考えていかなければならないことの一つとして『移民』だったり『外国人労働者』といった言葉があります。


移民とは
日本に住居を移し、長く住もうとしている外国人をざっくりいうと指します。

勿論働きにきている方もいらっしゃるでしょうし、リタイアとして日本に住まれている方もいるでしょう。


外国人労働者とは
その名の通り、日本で働くことを目的にいらっしゃる方を指します。

日本は賃金が30年変わらないことや、先進国と比べて収入が大きく得られず、
日本で外国人が働くメリットってなさそうに感じます。


ですが発展途上国であったり、日本の方がその方の自国より収入が見込めて
家族のために出稼ぎに来ている方も多く存在しています。

さらに日本は安全で衛生面も良いですし、外国人に対して比較的寛容的なのではないでしょうか?


そういった『一時的な労働、経済の補填』として考えられる方もいるようです。


実際少子高齢化によって日本では若い人材が減少傾向にあり
外国人の若くて優秀な人材を日本は欲しがっていると思いますし
2022年から2030年にかけてその外国人労働者人口は倍になると言われています。


これはありがたいと思う反面、しっかり考えて対処していかなければ楽観的に捉えていい。というものではなくなってきました。



移民という言葉に対する偏見


私の肌感で物事をいうべきではないと思いますが、ここ、私のブログですし
自分の意見をあえて言わせていただきます^^


移民という言葉にネガティブなイメージをされる方って多いのではないか?
と感じることがあります。


ポジティブな面

前述させていただいたとおり、長期に住むことを目的とされていて
これが日本が大好きで、日本をリスペクトしていて、日本人の文化に合わせてくださるような方だといいですよね^^!


勿論日本人も多様性にフォーカスしている世の中ですし
移住してくる外国人の方々から多くの価値観や文化など、いい意味で刺激になる部分も多いと思います。


ネガティブな面

ですが今、円安で日本経済が大変な時代です。

さらに日本政府は外国人に対して手厚く金銭面のフォローもしているのだと知りました。

日本としても多くのお金を日本に対して使ってくれるのであればウェルカム!!
な気持ちもわかります。



でも、日本に対して理解や尊敬の気持ちがない方も移住しやすい環境になってきてしまうリスクもある

私たちのお金も使われていく


そこに対してしっかり考えていかなければならないのだと思いました。



歯科医療視点で外国人受け入れはどう運ぶのか


私は海外に長く移住していたこともあり、日本の歯科医療の水準の高さ、ホスピタリティの圧倒的な素晴らしさ、それが確実に世界に通用するものだと知っています。


日本人は自分たちを高く見積もりすぎだ、なんて日本人が言っている記事も拝見しましたが、日本人は謙虚すぎているとさえ私は思っています。

勿論、自惚れてしまうことは違うと思いますが、自分たちの立ち位置をうまく表現することが苦手なのでは?
これこそが日本歯科医療と世界の差ではないかとすら思っています。


日本はうまく世界を取り入れていると思いますし、他国へのリスペクトが大きいので確実に成長します。

〇〇国の医療を参考にして、〇〇国の技術を学んで、、、と言ったように
日々グローバルに研鑽しているけど島国故かな、クローズな医療とも言える。



そういった中で、世界的にも日本の歯科医療の良さが徐々に浸透しているような実感もあります。

実際に日本がお手本にしている国の患者さんに、あなたは世界一だ
なんて言われたこともありました。
私の国でこう言ったこと教えてくれなかったんだよー。と^^


私がそう評価されたということは、日本の予防歯科の価値観が伝わったということですし
日本の医療を評価されたのだということです。


ですが、増えゆく外国人に対して、比較的ネガティブな声をよく聞きます。


Q. キャンセル率が高いのでは?

これが最もよく言われる質問です。

外国人はキャンセルしがち。


本当にそうなのでしょうか?



実際に外国人を担当している私ですが、もしそうであれば私、フリーランスなのでアポ埋まらななくてクビです、、、(T ^ T)笑


ですがキャンセル率が高いというところもあります。



その違いってなんなのでしょう?



私が思うに多くの事はコミュニケーション不足だと考えます。


男女の脳が違くて
私は会いたいって思ってるのに彼は、、、

みたいな論争に近い、、、気がしています。



「思っているのに」では伝わらないということです。


説明しなければ伝わりません。
説明も一度だけでは忘れるでしょうし、思いが乗っていなければ伝わらないですよね。


何度も説明が必要ってこと?そんなことしてまで診たくないよ

そんな声、聞こえました^^

じゃあ日本人は大丈夫なのでしょうか?



日本人なら100%キャンセルしないのでしょうか?



説明して、思いも伝えて、それでもダメならダメ。

そんな男、願い下げしてください。



私たちだって患者さんを本気で治したいし、本気で予防したいんですから
そこに関しては仕方ないから譲歩する、って思いすぎなくて良いのではないかと考えます。


勿論、そういった患者さんを救いたい、または意欲を高められるスキルがあったら
私もそうしたい、時間をたっぷりかけてあげたいですが
今頑張って予防に通ってくださる方のためにも、譲歩しすぎる必要もないのかな、、
なんて思っています。


私の患者さんにはいつもしっかり説明をします。
日本の保険ルールの説明から必ずします。


なぜ、何のために、全て理由を説明できないとダメです。


日本はそういった面では人の心を察知する力に長けすぎているのでは?と思います。


なんかわからないけど先生が言うのだからそうします

患者さんはもう当たり前にわかっているだろう


このマインドの方、意外と多いです。

これは外国人を受け入れるにあたって非常に危険な思想です。


というか本来日本人にも説明すべきなのです。(もちろんされている方の方が多いと思いますが一応聞いてください!)

そこができていなければ根本解決にならないと思っています。



Q. 長期で予防として診られないのでは?


わかります。予防において長期的に診ることは必須です。


そういった大切な事をすんなり受け入れてくださる方は日本人でも外国人でも両者問わずいらっしゃいます。


ですが、海外において短期で治す治療って割と一般的だったりします。

そして予防自体が浸透してなかったりする。


「すぐに母国に帰るなら診たくないな。。」

そう思われる方もいらっしゃると思うのでこれはあくまで提案ですが
例えば一気に治療を、と言う要望を叶えてあげるのであれば
自費治療をご案内してみるなどが出来ると、双方気持ちよく治療ができるのではないかなと考えています。


自費であれば良い器具や専門の先生でしっかり治療することができ、口腔の意識が上がることで日本の歯科治療をまた受けたいと思うかもしれませんし
そういう未来は今後存在するのです。


甘い考えでしたらごめんなさい。
色々ご意見にて、ご教授ください。


Q. そもそも外国人対応をするためにスタッフがいない

ご安心ください。
こういったこと、私が解決したい。

私が歯科衛生士になり、海外と多くのコネクションを持ってきた人間の運命として
私はきたる日本の急速なグローバル化に対応していけるように

私だけでなく多くの歯科医療従事者がグローバルスタンダードな知識と価値観、高い英語力(ここでは英語力と言いましたが、私が思うにコミュニケーション能力です)を身につけていくべきだと考えています。


前述いたしました通り、英語だけ話せたら良いわけではないです。
難しいことを言うようですが、内情非常にシンプルです。


英語だってそんなに怖がるものでもありません。
私のインスタグラムでは、シンプルな歯科英語としてお伝えしてきていましたが
大事なことはもっと他にあったりするのです^^



私はずっと歯科衛生士さんへ、といって話してきましたが
歯科医院さんの経営面や信念の面も考えながらお気持ちを救いたいし、歯科医療で働く全ての人の
全ての解決策を考えていかなければならないのだと自負しております。


歯科医療のこれからのあり方(国際的目線)


日本は島国として日本特有の文化や、それを大切に守ってきました。

一方で世界にも目を向け、その情報を日本の中で分解して受け取りやすく形をかえ、世界と共存してきました。


日本人が世界に出るとカルチャーショックに驚いたり、
自己表現の強さに慣れなかったりすると言いますが

外国人目線ですと日本人が特殊すぎる、と言うことでした。


・自分の気持ちを言わないのに相手はもうわかったと思っている
・受容しすぎていて本当はどう思っているのかわからない


いい面もたくさんある中で日本が独特が故に理解されないマイナス面と言ったらこう言ったことでしょうか?


私たちからすれば結構精いっぱい色々言っているのにね(^^;)


だから伝わらずに双方「なんなの?!」現象が起きているのだと思います。



お伝えするのは別に論破でも喧嘩腰でもないのです。

ただお伝えする。



外国人たちも自分の意見や自分のやってきた習慣をただ伝えてくれてるだけなのです。

なんか言い方強く感じるだけで笑


理解してくださった方って本当に変わりますし、私はすごく外国人患者専門の歯科衛生士として日々やりがいを感じています。


私は特殊な働き方をしていますが、今後はこれもスタンダードになる時代が来ると思います。


もっと外国人数が増えて困ってしまう前に、対策を練っていく。
この思い、届くといいな。


【結】 長くなりましたが


皆様はどうお考えだったでしょうか。

様々なご意見があると思いますが、ご意見取り入れて良いサポートをしていきたいと思います。


また、実際私が国際的に活動をしてきて海外の論文を読んだり、学会に出たり
好きな国の医療現場で貢献することができるのは私にとって大きなことでした。

いろんな価値観や意見に触れ、その中で歯科衛生士として深まっていけるものだと思っています。


日本で歯科衛生士の価値についてもしかしたらまだ認知度も低く、この仕事の楽しさも、素晴らしさも伝わっていないけれど

海外でこんなに認めてくれて高く評価してくれる

そんな経験を体感で積むべきだと思うのです。



私たちの仕事は世界に通用し、評価されるべき仕事です^^


予防の価値を高めていけるのは、日本の歯科医療チームかもしれません。





ここまで読んでいただき、ありがとうございました^^

長い文章でしたしお時間を使って読んでいただけたこと、感謝いたします。


皆様の歯科医療が充実したものになるよう私も、いち日本の歯科衛生士として貢献してまいります。

今後国際的な活動にご興味ある方は、是非インスタグラムのDM(お返事匿名で返せます)またはこちらでも構いません。

お気軽にお問い合わせください^^



では、皆様の1日が素晴らしいものになりますように!!

Bye!


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齋藤アキホ
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