新築分譲マンション購入プロセスの変化について
コロナ禍以降、いや、それ以前から住宅市場と新築分譲マンションの購入者行動は大きく変化しています。その中で多くの事業者が、購入者の行動やニーズを十分に把握せずに、自身の経験値や感覚、または従来の方法に頼っている現状があります。
DGコミュニケーションズのコンサルティング部では、この問題に対処するために、2020年以降の首都圏における新築分譲マンション購入者500人を対象にWEBアンケート調査を実施しました。今回は調査結果の中から2点ほど主要な発見を紹介します。
20代の物件認知メディアは「SNS投稿」
物件認知メディアを問う質問では、全体的には「インターネット広告」「ポータルサイト」「チラシ」が主流となっており、想定内の結果となりました。
しかし、年齢別で見ると20代では「SNS投稿」が最も高くなっています。特にYouTubeとInstagramでの認知率が高いようです。また、30代でも35%を超えているという状況から、今後メインターゲットとなる20代や30代のメインターゲットへのアプローチ手法をSNS投稿にシフトする必要があることを示唆しています。
オンライン接客の評価が来場率に大きく影響
マンションギャラリー来場に先立つコミュニケーションツールとして、オンライン接客が他の手段と比較して高い評価を得ており、特に高年齢層においてはその効果が顕著です。
これらの結果は、オンライン接客がマンションギャラリー来場促進の重要な役割を担っていることを意味します。オンライン接客時に物件の魅力を適切に伝え、円滑なコミュニケーションが取れれば、顧客の興味や販売スタッフへの信頼が増し、来場へと繋がります。
しかし、現状では販売スタッフのオンライン接客方法に一貫性がないことやスキルにばらつきが見られるようです。今後は、販売スタッフのオンライン上でのサポートやスキルの均一化を図るサービス開発が求められるのではないでしょうか。
販売戦略の見直しに活用可能なリサーチ結果
このリサーチは、新築分譲マンションを開発・販売されるデベロッパー様にとって、販売戦略を見直す際の有力なエビデンスとして活用いただくことを目的としています。今回ご紹介するのは、リサーチ結果の中から特に重要な2点ですが、購入プロセス全般に渡る購入者や検討者の行動パターン、インサイト、そして直面している課題についても詳細に分析しています。
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