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アメリカ ワクチン事情。ワクチン賞金と、接種拒否する人々。

2回目の接種完了。
ファイザー製薬のコロナワクチン。
一回目とは比べ物にならない、二回目の副作用だろうか?なかなかガクーっと重いのがきた。

現在の職場は、いわゆる ESSENTIAN WORK、スーパーマーケット、グロッサリーストアー、病院、ドラッグストアなどの、ロックダウン中にも継続して営業しないと、一般の人々の生活に影響をきたすので、通常に近い形で現在まで営業停止とならなかった、業種のうちの一つだったので、自分たちにはこの国の中でも、最優先でワクチン接種の機会が回ってきた。

2月の終わりに社内の広報で、来月からワクチン接種希望者は、市内の各ステーションで接種可能なので、会社が予約を入れてくれるといったものだった。
会社にとっては、死活問題だったと思う。
職場は、大きめのセントラルキッチンで、働いている人員もそれなりの数になる。
もし、ここで一定数以上の感染者が出た場合、市内に保健所がきてすぐ閉鎖となってしまうので、2020年に、アメリカでのコロナ禍が始まってからすぐ、現在まで、週に三回の感染テストを外注して、任意で実施していた。

ワクチン接種は、もちろんタダで、しかも二回目の接種を終えた社員には些少だが(120$ 日本円で12000円ほど)報奨金まで、出るらしかった。
アメリカではワクチン接種を完成した人に対して、各種のボーナスが用意されている。

各州は、競うようにワクチン接種終了者に対して、プライズを用意し始めた。


ここに、各州の報奨が記されているが、あまりに長いので、参考までに、

ホテル券、旅券から、食事券、ビール券
遊園地のチケット、もちろん現金も。
中でも、ここカリフォルニア州のものは
1億5千万を10人、500万円を15人へとの破格のもの。(ドルを現在のレート近くで円に換算)



ニュースで、当時完成していた二種類のワクチン、モデルナ製と、ファイザー製のことは知っていたし、その副作用のことも知っていたので、ワクチン接種を引き延ばそうと思っていたが、自分の武芸の師匠である人物の安全を考慮して、接種を受けることにした。

一回目の接種は、職場から徒歩5分のところで、開催されていた。
予約時間の朝九時についてみると、すでに長い列が出来ている。
ゲートで、ガードマンに身分証明を提示して、会場のなかへ。
広い会場のなかには、同じ職場の人間も数人いた。
体温検査、簡単な体調に関する質問をへて、実際にワクチン注射を行っているテーブルへ。
看護師に、どちらのワクチンかを聞くと、ファイザー製との答え。
いやーなんだ、モデルナじゃないんだ。副作用が軽いと聞いていたモデルナ製が良かったのにと言うと、そこにいた看護師二人とも、真剣な顔をして、
Pfizer is the best! との答えが返ってきた。
コロナワクチン、見た目は去年うった、インフルエンザ注射とよく似ている左側の上腕部へうけた。
接種後、人によってはうたれた箇所がかなりうずく、と聞いていたので、利き腕ではない方にしたのだ。

接種後、隣のモニター場へ、
接種してから、30分はそこに座り、もし体調不良が出た場合にそなえてのチェックをしているらしかった。
隣の席に、同じ職場のメキシカンの女の子が座った。
どう?と聞くと、特に変わったことはないといった。
30分しても、何事もなく自分たちはまた職場に戻った。

その日の夕方、確かに少し腕が重かったが、インフルエンザワクチンの時とさほど変わらなかった。
なんだこんなものか、というのが正直な感想。

接種を拒否する人々

同僚の8割以上は、ラテン系移民だが、噂に聞いていたのとは違い、ほぼ全員が、ワクチン接種を受けるらしかった。
あちこちで、ワクチンに対するネガティブな話を聞くが、彼らの場合は、ワクチンに対する、スペイン語での情報がかけていたのと、過去にこの国が行った、ラテン系に対する薬品の実験のせいで、政府の、このワクチン キャンペーンを、あまり信用していないようだ。

"It's a tough question, and I'm afraid I'll have a negative reaction to the vaccine," she said.

A new Kaiser Family Foundation poll finds that a general willingness to get vaccinated against COVID-19 has gone up since December. But there's still hesitancy, most notably among Blacks and Latinos. Garcia is not alone in being skeptical. The survey finds that more than half of Latino adults are in no rush to get vaccinated.

上の記事からの抜粋ですが、この女性は、現在,health worker, 健康に関してのアドバイスなどをする仕事ですが、ワクチンに関してはあまり良い印象はないようです。
カイザー(全米でも屈指の医療機関)の調査では、ワクチン肯定派の数は、昨年(2020)十二月からあがってきていますが、いまだに、特に黒人とラテン系(中南米諸国)の人たちが接種をためらっているよう。
この記事のガルシアさんの様に、ワクチンへの疑惑をぬぐえない人はラテン系には少なからずいて、この調査では半分以上のラテン系の人々がワクチン接種を急いでいない、ということがわかりました。

同僚の中にも、ワクチンは絶対うたないというのが、数人いる。
インフルエンザのワクチンも、彼らは嫌がる。
それと彼らの政府機関に対する不信感。
違法でこの国にきて、合法滞在者となったのも中にはるが、かなりの数がいまだに不法就労者。
身元が政府機関にわれるのは、あまり都合がよくないようだ。

ラテン系以外でも、ワクチンに疑いを持つものが少なからずいる。
意外と多かったのが、コロナ陰謀説が元になっているもの。
マイクロソフトのビルゲイツと、ここアメリカでのコロナ対策のかなめである、ドクターファウチが、コロナ菌を作り、人類の数を減らそうとしているといった、ちょっと信じられないものから、民主党がコロナに関しての、偽の情報で市民を混乱させているといったものまで。

自分の周りにも、何人かが陰謀論を信じている
こうなると、なんとも説得の仕様がないと思う。彼らは真剣なのだ。
疫学のエキスパートの中にも、そういった人がいるらしく、自分の知人は友人の、サクラメントの近くの某大学の、疫学リサーチャーからワクチンに関しての、陰謀説的、情報を聞いたため、絶対にワクチンはうたないそうだ。

二度目の接種が終わり、その日の午後までなんともなかったが、夜になって、高熱時の関節の痛みが出てきた。
こんなにひどかったのは、過去にインフルエンザにかかって以来だった。
ありがたいことに、翌朝になって回復。
とりあえず二度目も終わり、接種照明ももらった。

これで、いろいろなところに行くのに、証明が楽になると思っていたが、
ある情報に驚いた。
同時に少し不安にもなった。
この証明書、ラテン系の間では違法で購入できるところがある。
彼らが教えてくれた場所は、以前偽の運転免許や、滞在証明書を買えると言っていた場所と同じところだった。
値段は25ドル、ワクチンよりも場合によっては安い。
違法就労者、接種拒否者でも、証明書が必要となった将来は、そこで買えばいいわけか。
合法移住者証明、運転免許などのカードを作ることができるのだから、こんな紙切れ一枚作るのは造作もない。

しかし、馬鹿げてるといったのは、その場所を教えてくれた本人。
南米グァテマラから、ここアメリカに来てからすでに25年になる彼女。
もちろん彼女はワクチン接種を終えていた。
もしそんなものを使って、仮に無症状者であった場合、集団感染の危険性が出てくるというのが、彼女の言い分だった。
あたっている。
現在カリフォルニアは、9割近くの生活を以前と同じように過ごしていいとの許可が降りている。


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マスク着用は、バスなどの公共機関以外、任意。
今週は、本来だったらゲイパレードがある週なので、どこも人でいっぱいだ。
インド変種が、加速的に中西部で広まっている今、また感染者増加でのロックダウンが、起きてもおかしくはない。
コロナはまだ、収束していないのだから。

上記の記事、中西部での様子です。
この辺りは、最近までコロナウィルスを信じていない人々が少なからず
いたようです。

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