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ANYCUBIC MEGA-S

こんにちは、Takuyoooです。

突然ですが、みなさんは最近 物欲 に悩まされたことありますか?僕は100円のスケッチブックを求めて出かけたら、10万円の iPad pro を買って帰ってきたことがあります。

そのおかげで2年間のローンと付き合っていくことになったので、いよいよ本気で物欲と戦わなければならない。


そんな時に僕の元に届いたのがこちら

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ANYCUBIC MEGA-S(フィラメントは別売りのをセットしてます)

また物欲出てるやんと思うかも知れませんが、研究室から在宅研究の支援として送っていただいたので大丈夫です。

付属品はこんな感じ

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基本的な道具と交換用パーツが揃っていてとても嬉しい

紙の説明書は中国語と英語のみでしたが、SDカードに日本語版のPDFがあるので、まぁオッケーです。

組み立てもとても簡単、縦のフレームと台座部分を左右8本のボルトで止めるだけ!あとは色分けされたプラグと差込口を同じ色同士でつなげて完成。

(フィラメントホルダーも必要に応じて取り付けよう)

金属製なのでなかなかの重量感ですが、その分本体の剛性が高いので印刷精度に期待ですね。


そうそう!本体の電源を入れる前に忘れてはいけないのが本体横の電圧切り替えスイッチをしっかり使用環境に合わせておくこと!(日本の一般家庭は基本的に110Vの方)

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▼ 印刷の準備

初回の印刷前はまずステージのレベリング(高さや水平調整)をする必要があります。

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本体4隅のネジをグルグル回して調整するのですが、どうも目視では分からないレベルのステージの反り(中央部分が若干高い)があって、4隅をきっちり合わせると真ん中でノズルがステージにぶつかります。

なので、その分4隅をわずかに余裕残して調整しました。※ 個体差があると思います。


次にスライサーソフトについて

Ultimaker Curaというフリーソフトを使います。使い方はここでは省きますが、プリント設定 → カスタム → ビルドプレート密着性 → ビルトプレート接着タイプ → スカートの設定をおすすめします(デフォルトでなってるかも)。理由は後ほど〜

スクリーンショット 2020-07-19 15.13.44


▼ 印刷

ではフィラメントを挿入して印刷してみようー!

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※ フィラメント切れを検知して一時停止するセンサーがあるので、放置印刷するときも安心!

データはSDカード経由で本体に取り込みます。

そして、どーん!!

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良い感じに出力してくれました。

表面は滑らかで空洞部分も形が崩れず綺麗に造形を再現できています。

他にもサポート材が大量につくドーム型のモデルを印刷してみましたが、サポート材を剥がした後の表面も綺麗です!(これはスライサーソフト側の影響もあるのかな?)

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そしてここからが山場!!

▼ この3Dプリンターの良いとこ / 注意すべきとこ

→ 良いとこ

 ・特殊コーティングのヒートベッドがすごくいい(印刷時のくっつきが良く、完成後冷ませば剥がしやすい)

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 ・金属フレームで軋みにくいのもあって、(1層目の形成が上手くいけば)出力の精度が高く、ミスが少ない

 ・UIがシンプルで分かりやすい!

名称未設定-2 (1)

 ・ノズル190°ベッド50°まで加熱するのにおよそ100秒(環境による)かかりますが、プレヒート機能でデータ準備中に加熱をしてくれるので、思い立ったらすぐスムーズに出力ができる。

この4点だけでもかなりおすすめできるマシーンです。そこに加えてデザインがシンプルで、どんな部屋にも馴染むと思います。

→ 注意すべきとこ

 ・出力にに関する設定(ノズル温度、ベッド温度、スピードなど)はスライサーソフト側(Ultimaker Cura)のものが優先されるため、本体でいくら変えても出力を始めるとCuraで設定されたものに変更される

 ・適切な温度でもノズルからフィラメントが垂れてくることがある

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先端部分のフィラメントが垂れると出力を開始してもしばらくフィラメントが出てこなかったり、垂れた部分が絡まったりするので1層目が失敗しやすくなります。そこで先ほどのスカートの設定が力を発揮します。

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スカート設定をすることによって出力物の外周(出力物と接しない)に3周の枠線を出力してから本体の出力を開始します。

3周する間にフィラメントが確実にノズルから押し出され、ノズルに付着している細かいゴミを除去してくれます。これによって最高のコンディションで本体の出力に入ることができます。

 ・プレートのY軸の移動範囲が本体の奥行きを超えるため、設置する際に後ろに余裕を持たせる必要がある

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 ・密閉型ではないので、ホコリが溜まりやすい(こまめに掃除しよう)

以上の注意点さえ把握できればもう最強の相棒です!


▼ 最後に

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「買えなければ、作ればいいじゃない」

そんな声が頭の中で聞こえてくる。この相棒となら物欲と戦っていけそうな気がします。(フィラメントもなかなかいいお値段するという事実は一旦ラップして冷蔵庫で一晩寝かせましょう)


 あ、えっと、研究ももちろんしっかり進めていきます。すみません、よろしくお願いします。


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