さて、前回からの続きです。
ヘレン・ケラーのお話で、
『「奇跡の人」はいったい誰なのか』ということでしたね。
言われてみると当たり前なのですが、ものすごくハッとしたんです。
きちんと伝記を読めばそうではないのかもしれないのですが、奇跡の人、偉人を取り上げる話は、その人がどれだけ偉業を成し遂げたか、どれだけ工夫し、努力をしたか、という話がメインのように思っています。偉人にフォーカスを当てたときに、その周りの人の奇跡、周りの人や出来事とのつながりに、どれだけ目を向けられていただろうか?
縁、つまり、すべてがつながっているんだ、ということが、ついついうっかり、抜け落ちてしまうのです。
ふと、鬼丸さんが、自立と孤立は違う、とよくおっしゃっているのを思い出します。
言葉の定義を見てみると
そして、ある人はこうおっしゃいます。
自立の中には、自ら、そして自ず(おのず)から立つことはそうなのですが、ときに、他者の力を借りることは決して否定していないのでしょう。
鬼丸さんは、こう続けます。
「つながり」という視点で歴史を振り返ったときに、違うものが見えてくるのではないでしょうか。
どう思われますか?
(文責:森本)