DFM VALORANT部門 新タクティカルコーチ「XrayN」インタビュー
DFM VALORANT部門に新たなタクティカルコーチとして「XrayN(レイ)」が就任いたしました。
国内初のプロゲーミングチーム「4dimensioN」に所属していた過去があり、レジェンドプレイヤーとしても知られるXrayNコーチ。
しかしながら、近年にタクティカルシューターを始めた方、あるいはVALORANTが初めてという方には馴染みの無い存在かもしれません。
折角の機会ですから、ご存知ない方のためにXrayNコーチにインタビューを実施しました!
経歴
Counter-Strikeをβ6.0(2000年)頃から始め、2004年に4dimensioNを結成。
4dimensioNは2005年にスポンサーを獲得し、国内初のプロゲーミングチームに。
世界大会に8度出場し、最高でベスト8の成績を収める。
2018年にコミュニティ大会である「CSGO JAPAN LEAGUE 宴」を立ち上げ、2020年にはその基盤を引き継いで「UTAGE VALORANT」を実施。
黎明期から現在に至るまで、日本のタクティカルシューターを支え続ける。
XrayNコーチインタビュー
チームに合流して間もないが、各選手の印象は?
各自違った個性があって面白いですね。takejはムードメーカーで優しい奴なのがすぐわかりました。Reitaはわが道を行く職人みたいな奴ですね。Anthemはクールガイで努力家、xnfriはインテリ味のある好青年、Seoldamはゲーム好きな少年みたいな感じです。あとSuggestは完全に芸人です。
目指すチーム像は?
現時点で目指しているチーム像は、シンプルなマクロで大局を捉えつつ、AIMで倒し切るLOUDのようなチームです。ただ、中長期的な目線でチームの強化を考えているので、直近のLCQまでにどこまで具現化出来るかはわかりません。
タクティカルコーチとして行っていきたいことは?
まずは選手が戦術プランをよりフレキシブルに実行出来るよう各マップの戦略を体系化させていきたいと考えています。
VALORANTにおける戦略を構造化・可視化する事で、選手はマクロ理解をより深め、全体を俯瞰するように試合を運べるようになるはずです。
更に試合中の選手間でのコミュニケーションコストを削減しつつ、ハイコンテクスト化すれば各選手の意思が瞬間的に統合されるようになり、圧倒的な組織力を手にする事ができます。
私が現役時代に出来なかった(引退してから知ったロジック)事をこのチームで実現出来れば、と考えています。
宴を企画・運営した真意は?
当初の目的は「日本国内のFPSプレイヤーのレベルを底上げするためにシーンを盛り上げる事」でした。国内のFPSシーンが盛り上がればユーザーが増加し、国内の競争が激化する事でユーザーは切磋琢磨し、最終的に世界トップを取るような凄い選手が出てくるかもしれない、と。
そして、FPSシーンを盛り上げるためには大会、特に中長期に渡るリーグが最適だと考えました。 チームを結成してリーグに参加する事は、通常のランクマッチとは全く異なる経験・達成感を与えてくれます。
リーグでしか得る事の出来ない緊張感や高揚感をプレイヤーが経験すれば、もっとFPSが好きになって、継続的にプレイすることでユーザーが増えるのではないか?という仮説を基に「みんな(初心者からプロレベルまで)が楽しめる場を形成する事」を我々のミッションに設定して、宴をはじめました。
お陰様で、初回のCounter-Strike Globa Offensiveから数えて、計15回開催する事が出来ました。1回の開催で3,600名もの参加者が集まってくれた時もありました。
VALORANTに対しての想いは?
VALORANTは非常によく出来たタクティカルシューターだと思います。
タクティカルシューターが日本国内で大いに盛り上がっている事を非常に嬉しく思っています。
DFMを応援するファンへ一言
18年の時を超えて、同じタクティカルシューターの場で『世界一の夢を実現できるかもしれない』ということからコーチをやろうと決意しました。
ご期待に添う事が出来るよう、選手・運営一同頑張っているので応援いただけたら嬉しいです!
以上がXrayNコーチの加入インタビューになります。
かつての経歴についてはnegitaku管理人「Yossy」氏のnoteが詳しいので、こちらもぜひご確認ください。
またDFM VALORANTチャンネルにはXrayNコーチのインタビュー動画が別途公開されています。
満足な準備期間が取れたとは言えませんが、DFM VALORANTはMelofoviaコーチ、そしてXrayNタクティカルコーチの体制の下で練習を実施中!
そして新体制での初の試合は、7月14日(火)のVCT Pacific Last Chance Qualifierとなっており、対戦相手はタイのチーム「Talon Esports」です。
悲願の初勝利に向けて努力を続けるDFM VALORANTの応援、よろしくお願いいたします!