![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109304822/rectangle_large_type_2_1a5f001660b706043f08eb6b055ca040.png?width=1200)
友達に結婚相談所を勧められた話 其の三
時は結婚戦国時代(なんやそれ)
周りが結婚、出産ブームとなった今、未婚独身として取り残された者達は、多様化する出会いの方法を駆使して結婚相手を討ち取ろうとしているのであった、、、
荒れ狂う戦場の中で、結婚を目指すことに嫌気が指した足軽A(あ、これ私のことね)
戦いを放棄しようとしたが、、、なんということか!敵(既婚の友達)から現実を突きつけれられ、逃げ場を失ってしまった!!
背水の陣で友達に自分の思いを吐き出した時のこと…
足軽A「私実はさ、結婚したいわけじゃないの」
敵「は??????」
足軽A「結婚したいわけじゃなくて、好きな人と結婚したいんだよね」
敵「なんだ、そんなことか、それなら」
足軽A「結婚相談所って、イメージなんだけど、好きな人を作るっていうより、〇〇歳までに結婚したい、とか、一年後に結婚したいって人が期間を区切っていて、そういう期間が一致する人同士が結婚する為に付き合ったり婚約したりする感じ」
敵「.…….」
足軽A「私は、そういう結婚を目的とするんじゃなくて、この人となら結婚したいって思える人を見つけたい。だって結婚ってスタートでしょ?
好きだからこそ許せたり、好きだからこそ一緒にいたいと思ったり、そう言う先に結婚があったら幸せだと思う」
正論という刀を振りかざして私の首を打ち取ってやろうとしていた敵は一瞬ひるんだ
(なんだ私、丸腰でもいけるじゃん!!)
俄然やる気を取り戻し、応戦していく足軽A
足軽A「もちろん、選択肢としてはアリだと思う!!
でも、私みたいな人が行っても、相手に申し訳なくってさ、絶対結婚したいってわけでもないから」
そう、私が結婚相談所に行くのを渋る1番の理由はこれだ!
みんなが結婚という城を目指して策略を練る中、自分1人だけその熱量についていけない感じがする。
高校の時、ヒエラルキーが高い人達が中心となってイベントを仕切っていた時と同じ。
楽しいんだけど、あのキラキラした人達と同じ熱量はなく、なんだかどっちつかずの気持ちを持て余していたように。
結婚相談所でもなんとなく同じように、周りの人達のように真剣にできない気がする。
それって相手にも周りの人にも失礼な気がする。
だから、もう少し自分の熱量が上がるまで、行きたくないのだ。
婚活という戦いに行っても、今の私じゃ瞬殺される笑笑
丸腰なのに刀とやりあえる自分にちょいと感動し、ふふん♪と鼻を鳴らしていた足軽A
実際には敵がこちらと戦う気力がなくなったというか、戦う価値もないと見切っただけのことなのだが笑
私の言い分を一通り聞いた敵は、振り上げた正論だという刀を引っ込めて、渋々去っていった。
いつかここで動かなかったことを後悔する日が来るのだろうか?
そうならないといいな〜
なーんて、能天気に考えて再び焼け野原で大の字で寝転んだ。
世界は広い、戦う人ばかりでなくていいじゃないか!
こうやって、今日も私は自分を正当化して生きていくのだ!!!(ニヤリ