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マッチングアプリ〜ケバブ編〜

私は虚無の塊であるマッチングアプリをやっている。
前回のように素敵な出会いもあるが、今日は心がザワザワした出来事をピックアップしよう。

まずこのケバブ編というタイトルの由来である、ケバブ男(私が勝手につけたあだ名)についてのエピソードを。

非常に真面目だが、すぐにご飯の予定を設定してくるあたり、積極的な一面もあるケバブ男。
返信内容も相手への気遣いが感じられて中々の好印象であった。
しかし、いざ会って喋ってみると衝撃的なほど会話が盛り上がらない。
共通の話題がないとかじゃなく、めちゃくちゃ話題を無にする天才なのだ。

例えば、ケバブ男は大学の卒業旅行でヨーロッパの鉄道一周?みたいなことをやった。
もうそれだけでめちゃくちゃ話題性あって、どんな旅のエピソードが聞けるのかとワクワクした。
聞きたいことはたくさんあるが、なんでその旅をしようと思ったのか聞いてみると
「理由とかある?なんとなく友達とそういう話になって」
、、、いやごめん、今日私とあなたは初対面なのよ。
あんたと友達の普段の空気感とかやりとりとか知らないのよ、え?何?テレパシー求められてる??

気を取り直し、ヨーロッパについて根掘り葉掘り聞いてやろうと思った。
「一番良かったところはどれ?」
ケバブ男は考えている、、、。

どこが1番になるだろう?
ピザとジェラートがおいしいイタリアかな?
それともおしゃれな人がいっぱいのフランス?
チョコで有名なベルギーも!
ワクワクしながら相手の返答を待っていると、、、
「うーん、トルコかな」
トルコ?!?!まさか過ぎた!!!
申し訳ないがトルコはトルコアイスくらいしか引き出しがない。
あと首都がカッパドキアくらい。
私が返答に困っていることがわかったのか
「トルコはケバブとかあるよ」※以上

へぇー!ケバブかー!!
それなら知ってる、いや〜トルコ料理って意外とわかんないもんだね!
ってなるかよ?!?!
おいおいおい、君はケバブが死ぬほど好きで、ヨーロッパ一周の映えある第一位をトルコにしたの????
それならもう少しケバブの魅力プレゼンしてくれても良くない?
え、なに、私試されてる??
やっぱ相手に求める条件にテレパシー入ってる???

ごめんけどそんなにケバブ食べたことないし、魅力感じたことないし、そもそもトルコが一番心に残ったならもう少しエピソード話してくれてもバチは当たらないと思うよ。
ねえ、ケバブ男は私と会話をする気はあるの?(嫌味ではなく純粋な疑問)

どんなに返しやすい球を投げても、投げ返してくれなければ会話は成立しない。
そう、会話はキャッチボール。
私はその日、キャッチボールではなく千本ノックをやった気分だった。

ケバブ男恐るべし。
私の負けだよ、、、笑笑


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