スタンプカードが埋まった日
今はマイナーになりつつあるのかもしれないが、レジでスタンプを押してもらうカードを数枚持っている。
店員さんに勧められて作ることが多いのだが、コンプリートしたことは数えるほどしかない。
途中で失くしたり、諸事情でそのお店に行かなくなったり…。
それは自分の都合なので、仕方がない。
納得がいかないのは、有効期限切れしたときだ。
スタンプカードは初回発行日から半年とか1年とか、あらかじめ期限が設定されているものが多い。
頻繁に来て(お金を使って)ほしいというお店側の気持ちはわかる。
わかるのだが!
そのお店の売上に微力ながら貢献したのは事実で、あとちょっとでスタンプが貯まりきる!というところで、期限切れでーす、となると、あああ…….とやるせない気持ちになる。
こういうスタンプカードの特典は、言っちゃ悪いが、それほど大したものではない。
次回のお買い物時10%オフとか、ノベルティプレゼントとか。
しかし、そのちょっとしたプラス要素に心躍り、また行こうという気持ちに繋がっていくことだってある。
先日行ったお気に入りのカフェでスタンプカードが全て埋まり、ドリンクが1杯無料になる特典を手に入れた。
そのカードには有効期限がない。
お店が繁華街にあることもあって、コロナ全盛期は警戒して行かなかったので、前回訪れてから間が空いていたと思う。
それにも関わらず、最後まで貯め続けられた。
ちゃんと失くさず持っていた私もすごいと思うのだが(自画自賛)、お店がちゃんと私の来店を待っていてくれたかのように感じた。
懐の深いこのお店を私は大事にして、2枚目のカードに突入しようと思う。
そうやってまんまとお店の目論見にハマっていく人間がここにいるのだから、期限なしスタンプカードを他のお店でも積極的に検討してもらいたい。