監督はレストランに来てオーダーする人であり、一緒に厨房に入って作り方を教える人ではないんです -【作り方】を教えるのは僕の役割-
Hola Chavales!!!!
今日個人分析してる選手とのハナシ。
前回、
『起こしたい結果は教えてくれるけど、そこまでのプロセスまでは話されるわけじゃないから、選手の中では言われた事は分かってるんだけど、じゃあどうすればいいの?っていう疑問だけが残る』っていうハナシをしたと思うんです。
プロの方なのでかなりの頻度でサポートしてまして、毎週だいたい月曜日と金曜日。
具体的に言うと【試合後のフィードバック】と【試合前の頭の中の整理】の2つです。
さっきも言ったように、チームとしてやりたい事はあるんです。
でもどうしたらそうなるのかは話されないんです。
なので金曜日の試合前のミーティングでは【チームとしてやりたいこと】を聞いた上で、【どうしたらそれを表現できるのか】というハナシをしてます。
要するに監督はレストランに来てオーダーする人であり、
一緒に厨房に入って作り方を教える人ではないんです。
【作り方】を教えるのは僕の役割であり、外部の人間である状態が今です。
でね、選手は面白いことを言ってて👇
『結果的に同じ絵を描けていればその手段は何を選んでもいいっていうことが分かった』って。
要するに、
一緒に厨房には入ってないのでどうやって作ったかを監督は知らないんです。
ただ目の前に自分が頼んだオムライスが出てきてそれが美味しければ、どのようにオムライスを作ったかなんてどうでも良いんです。
ある意味【作り方】には自由があるんです。
だからこそ僕みたいな人間が必要になってくる可能性があると思ってます。
要するに、
サッカーというスポーツにおける【クックパッド】的な感じ。
僕スペイン料理の中では【Croquetas de jamón (生ハムのコロッケ)】が好きなんです。
正直作り方なんか分からないから調べるしかないじゃん?
で、調べたときに『楽するな!』って言われても、『じゃあ教えろよ』ってハナシだし、教えないなら『じゃあてめーの注文したものなんて出てこないぞ』って思うじゃん?
(監督に対して本当にそんなこと言っちゃダメだよ)
スペインサッカー研究所は、
そういう時の【クックパッド】代わりになればいいんだって思ったわけ。
『ウィング・DFラインの背後の抜け方』って検索したときに出てくるみたいな。
自分自身が『こういうプレーがしたい・できるようになりたい』っていうのがあった時とか、
チームとして『こういうことがしたい』っていうのがあった時に、
そこまでのプロセスが分からないときの味方になる。
スペインサッカー研究所の立ち位置は【サッカー版クックパッド】です。
ではまたー。