日本で芽が出てない選手が海外で成功を収めるというシンデレラストーリーがほぼ不可能な世界に騙される -スペイン人は夢を見れる選手が限られている-
Hola Chavales!!!!
タイトルにある世界というのは、
あくまでも僕の知っている【スペイン】を指していることをご理解ください。
ありがたいことに僕は、
昨シーズン・スペインユース一部リーグという育成年代最終章の最上位カテゴリーを経験することができました。
ユース一部リーグというトップで戦った選手(チームメイト)のほとんどは、
大人のカテゴリーでは【5部リーグ】に行けたらスタートラインに立てるというイメージです。
もちろんレアル・マドリードカスティージャに行った選手もいるし、4部からキャリアをスタートできた選手が一人、二人いますがそれはレアケース。
じゃあ【5部リーグ】からキャリアをスタートさせた選手が、
『俺は将来スペイン代表に入ってW杯にでたい』という夢を持てるかというと99%選手が持ってないと思います。
要するに、
『スペイン代表に入ってW杯に出たい』という夢は誰しもが持てる夢ではないんです。
じゃあどの時点でスペイン代表の夢を持たなくなるのかというと、
ユース年代でそもそも一部リーグにいないと持てないでしょう。
そもそもプロサッカー選手になりたいという夢すら持てるか危ういところです。
じゃあもう一つ下の年代。
そこでもトップに居ないとユースのスタート位置が遅れるので厳しいです。
ここは僕の相場ですが、
遅くても中学生くらいで自分はサッカーでどれくらいいけるのかという計算は立つと思います。
要するに本当に才能がある奴は14、5歳の時点で大方見つかっているということ。
ましてや、
一年単位でチームが変わっていくので埋もれるという現象がなかなか起きにくいかもしれません。
僕はそんなことも知らずに、
ユース年代も経験せずに20歳の頃に『チャンピオンズリーグに出たい』という夢を持ってスペインに来たんです。
(その時のスタートは7部です)
スペイン人からすると、
14歳でそんな夢持てない選手もいるのに、
僕は現実を知らないから留学会社の甘いハナシに乗せられてるんです。
もちろんその夢があったからこそ得られたことがたくさんあるので、
夢を持つこと自体は否定するどころか肯定的です。
むしろ今僕が持ってる夢も、
既にスペイン人からしたら【持てない夢】なのかもしれない。
でも僕も含めて、
日本人はその【シンデレラストーリー】に自分はなれると思ってる人多いと思うんです。
でもスペイン人はめちゃくちゃ現実見てて、
シンデレラストーリーとは持つことができない夢と割り切ってるという強さは毎回すごいなと、この夏のオフシーズンのキャリア形成ですごく感じました。
この現実もまた、
スペイン人が10代で学び終えていることなのかもしれない。
『ゼロから学びサッカーの教科書』
~スペイン人が10代で学び終えていること~
“現役プレーヤーも、親御さんも、指導者も、サッカーファンも、世界各国から約150名のメンバーが集うサッカーコミュニティ“
・『たくさん練習してるのになかなか成果を感じれられない選手』
・『選手に何を伝えてあげれば良いのか悩んでる指導者』
・『試合観戦を今まで以上にもっと楽しめるようになりたい方』
サッカーというスポーツを愛する全ての方に向けて、
【頭が良くなるサッカーのハナシ】を1,000文字以上の記事で毎朝お届け。
【無料サッカー相談・個人分析・分析クラス】等の問い合わせはこちらまで。
【サッカーを知らないサッカーコーチ】と不定期でインスタライブしてます。
経歴:【アナリスト(分析官)】