日本vs韓国の女子E-1選手権の解説を聞いた時に感じた違和感 –ボールの前進において【スイッチ】は起きてはならない–
Hola Chavales!!!!
先日のなでしこジャパンの試合である【日本vs香港】の試合を、
たまたまテレビを開いたらやっていて見てたんです。
何分のプレーかは忘れたんですが、
あるシーンで解説の方が『今のは良いスイッチでしたねー』って言ってたんです。
スイッチというのは、
【二人組の関係】でボールホルダーと味方が交差するカタチでボールを受け渡して入れ替わるプレーです。
その解説の人の発言を聞いたときにふと思ったんです。
『ボールの前進においてスイッチが起こること自体がありえない』って。
ボールの前進において、
【ポジションチェンジ】が起こることは多々あります。
例えば👇
ウィングが内側に絞り、サイドバックが高い位置を取る。
このように【ポジション】を変えて、流動的に人が動きながらボールを前進させるということは問題なくて。
ただね、
ボールの前進においてボールホルダーに対して選手同士が交差するということは起きなくて、というか起こす必要はなくて。
正しい場所に居て(現れて)、ボールが自分のところ来るのを待つ。
これが基本ベースでの配置の構造であり、仕組みです。
要するに自らボールを受けに行くという行為が起こらない以上、
周りの味方がボールホルダーと交差することも起こらないんです。
逆を言うと、
ボールの前進において【スイッチ】が起きているということは一人一人の配置が悪いということ。
もしくは【構造】を捉えて、相手ゴールに向かう逆算からボールの前進を考えるのではく、
【局面】だけで、その【局面】を打開するという目的から逆算されてプレーしているのかどっちかだと思います。
これは良い・悪いではなくて考え方のハナシ。
だけど常に言ってるように、
僕は【構造→局面→個人】という考え方でサッカーを理解してるので、
【構造のない局面】も【構造を知らない個人】も意味がないと思ってる派の人間なので。
だから僕は【サッカーを理解しなさい】って伝えるようにしてて。
ある一定の年代を超えて以降、
【個を磨き→局面を捉え→構造を理解する】のではなく、
【構造を理解し→局面を捉え、個を磨く】という順序でトレーニングする。
この順序を踏まないトレーニングは意味をなさないと思ってます。
一つの参考までに。
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ではまたー。
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