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ベネズエラの聖週間に食卓に上がるのはカピバラ・ワニ・アルマジロ料理!
キリスト教徒にとって大事な行事のひとつである聖週間(ホーリーウィーク、セマナサンタ)がきょう日曜日に終わります。南米ベネズエラではこの間、一風変わった料理が食卓に上るのをご存じですか? それらの写真がこちら。
イエス・キリストの死と復活を記念する「聖週間」には通常、動物を殺めません。このためベネズエラの田舎などでは、あらかじめ用意しておいたワニやカピバラ、イグアナ、アルマジロ、カメ(山の中に生息するリクガメ「モロコイ」、川の中に生息する「テレカイ」)、魚などの乾燥肉を料理して食べます。
味は‥‥たとえるならばワニやイグアナは鶏肉のような、アルマジロとカメ(モロコイ、テレカイ)は豚肉のような、カピバラは牛肉のような感じ。
食べ物以外では、多くのキリスト教国と同様に、キリストの死から復活までを演劇にします(写真をご覧ください)。ベネズエラ東部にあるボリーバル市では、これを「オリノコのキリスト」(オリノコは、ボリーバル市の横を流れる南米3位の大河の名前)と呼びます。
聖週間はまた、多くの人にとっては嬉しいバケーション。海や川に行って泳ぐのは定番中の定番。
深刻なインフレが5年ぐらい続くベネズエラ。これまでに難民として国を出た人の数は600万人以上(国民のおよそ2割)。聖週間の最後の日に、死に体となったベネズエラ経済が1日も早く復活することを祈りたい。
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