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ひどい危機のさなかにあっても「楽しい子ども時代」を過ごしてほしい! それが平和につながると思うから
ganasは先週末、南米ベネズエラの首都カラカスのバリオ(貧困地区)で、朝食付きのワークショップを開きました。テーマは「環境と天然自然を守ろう」。参加したのは地元の子どもたち12人。
ワークショップで子どもたちが描/書いた絵と文章をいくつかご紹介します。
「Ama el ambiente」(環境を愛そう)
「Respeta los insectos」(虫を尊重しよう)
「Cuida la flora」(植物を大事にしよう)
「Deposita la basura en su lugar」(ごみはごみ箱に入れよう)
「Utiliza bolsas de papel」(紙袋を利用しよう)
「Evita malgastar el agua」(水の無駄遣いはやめよう)
「Aprovecha la luz solar」(太陽光の電気を活用しよう)
「Ahorra energia」(節電しよう)
子どもたちに喜んでもらうために、今回のワークショップも朝ごはん(サンドイッチ、グアバジュース、お菓子)付き。ワークショップにかかった費用およそ50ドル(朝食代、マスクのお金、消毒液、先生の人件費など)はすべて、ganasが開講する「レッスン料がベネズエラ人を救う!『命のスペイン語レッスン』」から捻出しました。
ganasは潤沢な資金をもたないため、主催できるイベントの規模はとっても小さい。ですが、今のベネズエラのように“大変な国/大変な時代”に生まれたとしても、少しでも楽しい子ども時代を送ってほしい、と切に願っています。
ベネズエラはここ5年ぐらい、経済政策の失敗により、深刻な経済危機に見舞われています。最もわかりやすい例がハイパーインフレです。最大で200万%を超えました。これはお金に価値がなくなることを意味します。
難民として国を出たベネズエラ人の数は600万人超。ベネズエラ国民のなんと2割以上です(ちなみにウクライナ難民の数は3月30日時点で405万人)。こうした影響は当然、子どもも大きく受けます。
ご参考までにganasの考えはこちら。
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どうしても意味がわからないこと。ganas編集長の独白。
https://note.com/devmedia_ganas/n/n4ea9b56a051b?magazine_key=m18731f149d8d&fbclid=IwAR1dvRfdKl-wcCeKi-5G15kv9SK6RERnrnW031Oaa2JGgoiCHpMxbl-DM3U
ganasとしては、たとえ“親ガチャ”“国ガチャ”“時代ガチャ”に外れたとしても、子どもたちには「子どものとき、良くしてもらったな」「気にかけてもらって嬉しかったな」という感覚を味わってもらいたい。それが、世界を良くする一歩につながると信じているから。人は、他人からやさしくしてもらった分だけ、他人にやさしくできますよね! 子どものときの楽しかった&嬉しかった経験は何事にも代えがたいはず。
こうした考えに基づいてganasは、途上国の情報を発信するだけでなく、小さくてもいいから何らかの活動をしようとの意味を込めた「行動するメディア」をモットーに掲げています。上のような“小さな活動”を定期的(1年に十数回)にやっています。ベネズエラだけでなく、ミャンマーや西アフリカのベナンなどでも。
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途上国を盛り上げ、途上国から学ぶコミュニティ「ganasサポーターズクラブ」
https://www.ganas.or.jp/news/20220404espanol/
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【〆切4/29】レッスン料がベネズエラ人を救う!『命のスペイン語レッスン』(5月8日~10月31日)の受講生募集
https://www.ganas.or.jp/news/20220404espanol/