英文法入門 ③名詞の種類(品詞を知ろう)
基本の品詞の一つ、「名詞」。
「名詞」にはどんな種類のものがあるでしょうか?
数えられるものとそうでないものを区別して、それぞれ以下のようにわかる分類の仕方がまず一つあります。
可算名詞(数えられるかが基準)
ひとつふたつと数を数えられるもの
例:apple, cat, pen
不可算名詞(数えられるかが基準)
ちぎったり、容器に取り分けたりしないと数えられないもの
下記の例のように、分ける容器などを使って、a glass of water
という風にして数を数えるものです。
少し難しいですが、パンや石鹸、紙なども大きな塊をちぎるイメージですので不可算名詞になります。
例:a cup of tea, a sheet of paper, a piece of pie
他には、感情(happinessなど)や概念(beautyなど)のように目に見えないものも不可算名詞です。
数えられるかどうかという点てはなく性質に着目すると、名詞は大きく分けると一般的には以下のようになります。
普通名詞
物/事/生き物/役目/行事などの名前。
一番一般的ないわゆる「ものの呼び名」です。
例:book, dog, fish, house, city, school, dinner, friend
集合名詞
集合体・団体として存在するものの名前
ひとかたまりの団体でひとつの物を示す名詞です。
例えば「チーム」といえば、普通団体戦で戦うスポーツのチームや、複数の人のグループを指しますね。
例:family, people, team, staff, police, audience, crew
物質名詞
目に見えるけれど形状が一定でなくそのままでは数えられない(数えにくい)ものの名前。まさに物質です。
容器に入れて数えたり、ちぎったり切ったりすると数えられるので、それぞれ独特の数え方をします。
例:water, air, bread, paper, soap, gas, coffee
抽象名詞
動作・状態・性質・概念を表す名詞。
これは目に見えない抽象的な考え方とらえ方などの呼び名です。
例:happiness, anger, friendship, democracy, beauty, speech
固有名詞
固有の存在についている名前。
人の名前や、町、国、会社、学校、商品などの名前です。
ポチという犬なら、「犬」は普通名詞ですが、「ポチ」は固有名詞です。
例:Lily, Japan, New York, Google, UCLA, Pokemon
いかがでしょう。
覚えておくべきは、名詞は「呼び名」。
「物事や概念など、目に見える物もそうでないものも、触れれるものも、そうでないものも、皆が共通してわかる呼び名」だってことです。
次回は「代名詞」を解説します。
Srtand.fmでも解説しています。
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