英語の発音練習:口内筋トレのススメ
「口内筋トレ」で英語の発音はよくなる
英語を話すとき、日本語では使わない口内の筋肉も使います。
英語の発音力を伸ばすには、口内の筋肉のトレーニング「口内筋トレ」が有効です!
英語を話すと口の中が疲れる現象
長期に海外へ出張した時に必ず感じることがあります。
最初の数日間、ものすごく疲れるのです。
口の中が。。。
時差ボケや、仕事の緊張、環境の変化などが原因だと思っていたので、最初はよくわからなかったのですが、あることがきっかけでその謎が解けました。
アメリカから友人が数人日本へやってきて、我が家に数日泊まっていった時のことです。
その時、同じように口の中が強烈に痛くなってきたのです。
そこで初めて気づいたのです。
口の中が痛いのは、英語をしゃべり続けるからだと。
英語を発音する時、日本語とは違う音を出そうとするため、普段は使わない口内の筋肉を駆使します。普段運動していないのに、急にテニスでもやったら翌日体が痛くなる。それと全く同じです。
そして、面白いことに、この状態のときは、どうしても滑舌が悪く、英語的な呂律が回っていないのです。つまり、筋肉がこわばっていてうまく動いていない状態ということです。
私の場合、数日でこの状態は治まりました。口の中は痛くなくなり、そして英語的呂律も快調に回り始めました。
つまり筋肉がいい具合にほぐされたってことです。
英会話学習に「口内筋トレ」が有効
そんな経験をして思いついたのが、「口内筋トレ」です。
英語をスラスラ話したい。ペラペラ会話したい。
そう思って英会話を勉強している場合、単語やフレーズの練習をするわけですから、一緒に筋トレをすれば、一石二鳥だと思います。
トレーニングと言っても、要は、音を意識して発音してみるということです。
しかし、するとしないでは大きな違いが生まれます。一日ワンフレーズから練習しましょう。
ステップは簡単です。
・発音が難しい単語を
・発音記号に従い
・最初はゆっくりでいいので
・何度も
・声に出して鍛える。
英語が話しやすくなるのを実感できますよ!
では、お試しに今日のフレーズで「口内筋トレ」を試してみてください。
まずは下の解説をお読みください。音声NOTEのリンクをつけています。
今日のフレーズ:Fortunately, finding friends is not so difficult.
「幸運なことに、友達を見つけることはそれほど難しいことではありません」
今日の発音「F」
今日は「F」の音の発音を勉強します。
上の前歯を下唇にそっと乗せるように触れさせます。
そして軽く息を吐きだすと、「F」の音になります。
文中の発音では息を吐きだすことは意識しなくても大丈夫です。
日本語の「ふ」の音に当たりますが、皆さん「ふ」と発音するときに口が小さく丸く開いていると思います。
口を丸くする代わりに、口先の力を抜いてから、上の前歯を下唇にそっと乗せるように触れさせ、そこから「ふぁ」と言ってみましょう。
その発話の最初の空気が派の間から抜ける音の部分が「F」の音です。
唇と歯の位置関係は下の写真で見えるくらいかすかに触れている程度で大丈夫です。
では、この口の形を意識して、本日のフレーズを一度確認してみましょう。
Fortunately, finding friends is not so difficult.
「F」から始まる単語が3つと単語の中に「f」があるものが一つ。計4つの下記の単語です。
Fortunately [fˈɔɚtʃ(ə)nətli]
Finding [fάɪndɪŋ]
Friends [fɹɛndz]
Difficult [dífɪk`ʌlt]
前歯の位置を意識して、軽く練習をしてみてください。
それでは、今日のフレーズを見ながら音声Note(3:48)をお聞きください。
音声Note:Fortunately, finding friends is not so difficult.
「口内筋トレ」は、継続してトレーニングすることが大切です。
どんどんUPしますので、ぜひ一緒にトレーニングしましょう。
英語を習得したい、上手くなりたいというのは多くの人の普遍的な希望ですよね。こうすればいいよと言葉で表現することのむつかしさをかみしめています。楽しくて自然に英語が身に付いていくような、そんなコンテンツの発信を目指しています。